勇者の旅記録

感謝のスリッパ一万匹

レバーニュートラル

2005年04月11日 00時18分17秒 | Weblog
レバーニュートラルは相手に心理的な揺さぶりをかけることができます。

たとえばあなたが乱入したとしましょう。
第一試合の開幕、相手がレバーニュートラル(以下レバニュー)のまま全く動かなければ不思議に感じると思います。
捨てゲーかな?と不用心に近付き、手痛い反撃に遭う――なんてことは滅多に無いでしょうが、可能性としては無くはありません。

他、こちらの起き上がりの際、相手がレバニューのまま待ち構えていたら何をしてくるか読みにくいのではないでしょうか。
俺がまだカプエスを始めたばかりの頃、起き上がりにレバニューで待ち構えている相手に対して、
「何もしてこないのかな」と思って動こうとしたところを何度も大足で転ばされたりしていました。
それだけで体力5割くらい奪われて、ひどい憤りを感じたりしていたものです。

まぁそんなアホな昔話はどうでもいいのですが、俺の場合は今でも相手がレバニューでいると少し動きによどみが出てしまいます。起き上がりに限らず。

こちらの飛びに相手がしゃがみモーションで待ち構えている場合、ほとんどが対空のサインです。
そこでとっさにJDに切り替えたりするのですが、レバニューになると少し話が違います。迷ってしまいます。

リュウ以外の昇竜拳のような多段攻撃を空中JDする場合、意識を下段ガードorJDに向けたり攻撃に転じたりすることはほぼ不可能です。
なので、もし対空が出ると読んで出してこなかった場合、JDを仕込んで相手の手前に着地する、といったちょっと恥ずかしい姿をさらすことにもなります。
また、当然それは飛ぶ側の不利でもあります。

レバニューモーションでまず考えられるのはガードです。次に対空。
飛ぶ側としてはせっかく飛んだのだから、ガードされても攻撃を当てたいのが本音。
ガードする可能性が高ければ手を出しますが、ある程度レベルが上になるとレバニューから昇竜を出してきます。
要するに、一概に読むことはできないということです。

しゃがんでいればJD一択のものが、レバニューにすることによって二択に近いものになる。
立ちモーションでも歩きはダメです。少しでも下がるそぶりが見えたらガードですし、前に歩いたらそれはくぐるという意味になります。

とりあえず、これはほんの一例に過ぎません。

レバニューは色々な場面で使えて、それでいてリスクも大きいです。
対空なんてレバニューよりしゃがんでいたほうが出やすいですし。
あえてレバニューのがやりやすいものを挙げるとしたら、それはコマ投げですね。
起き攻めにRCコマ投げなどを考えている人は、ほとんどがレバニューになっていると思います。
もうちょっと巧い人は、さらにそれをふまえてしゃがんでRCコマ投げを狙ったりしますが…。

ですが、ほとんどの場合でレバニューは危険と隣り合わせの上級テクニックだと思います。
単純な打撃ではありませんが、相手の精神面を疲れさせる技だと思ってもらって結構でしょう。
相手キャラの体力ではなく、相手プレイヤーの精神的なバイタリティを消耗させたければ、狙ってみてもいいのではないでしょうか。


と、ここまで書いてみて、レバニューというのは“はじめの一歩”の青木の“よそ見”と似ていると思いました。

こちらがレバニューにすると、相手もつられてレバニューにしてしまうって技だったら凄かったんですけどね。