登山家メスナーさん、35年前の弟の遭難死めぐる潔白証明

エベレストの無酸素単独登頂など史上初の８０００メートル峰全１４座登頂で知られるイタリア人登山家、
ラインホルト・メスナーさん（６０）が４日、当地で記者会見し、３５年前にカラコルム山脈にある世界第９位の
高峰ナンガパルバット（８１２５メートル）を一緒に登はん中に遭難死した弟のギュンター・メスナーさんの
遺品が自分の仮説通りの地点で見つかったとし、メスナーさんが弟を見殺しにしたとする疑惑は晴れたと訴えた。

メスナーさんは１９７０年、弟とともに「魔の山」と呼ばれるナンガパルバットに挑戦。世界最大と言われる
標高差４５００メートルのルパール壁から登頂し、ディアミールと呼ばれる西面から下山する途中、悪天候で
ギュンターさんを見失ったとしていた。以来、メスナーさんは弟の捜索を続けていた。

ところが、３年前に当時の登山隊員２人が、メスナーさんは功名心から、頂上付近で弟にルパール壁から
下山すると伝えて置き去りにしたと告発し、ギュンターさんの遭難死をめぐる新たななぞが浮上していた。

■以下省略
引用元：ＯＣＮ　（時事）　2005/09/05
http://www.ocn.ne.jp/news/data/20050905/a050904125336.axnh6mmq.html