みみかほう

こころの耳をすませて すてきな果報にであいたいとおもいます。

*博多千年煌夜

2012年11月26日 | ✿おでかけ



博多ライトアップウォーク2012 博多千年煌夜を満喫してきました。

「博多の宝物」である寺社群がライトアップされる「博多ライトアップウォーク」は、博多で しか出会えない秋の夜の祭典。昼間とは違う博多地区の魅力を発見できるイベントです 。


是非~是非~ごらんくださいね



フォトムービーこしらえました。


東長寺→順心寺→節信院→妙楽寺→承天寺
てくてく歩いた順に紹介します。


【東長寺】
真言宗九州教団の本山で、弘法大師(空海)によって開かれました。平安時代初期の僧で、真言宗の開祖である弘法大師は大同元年(806年)、唐での修行を終え博多に帰着。真言密教が東方へ広がることを祈願し「東長寺」と名付けました。大師はこのとき33歳、弘法大師創建としては日本最古の寺院です。
 本堂には、弘法大師自作と伝えられる弘法大師像、平安時代に制作された国指定重要文化財の木造千手観世音菩薩立像、弘法大師作といわれる不道明王立像の三体が据えられています。また、大仏殿には日本最大の木造座像「福岡大仏」が鎮座し、多くの人が拝観に訪れます。



≪本堂と五重塔≫
冒頭の一枚もここ、東長寺の五重塔です。


≪六角堂≫


【順心寺】
約八百年前栄西禅師は中国宋の時代より初めて禅宗臨済宗の神髄を体得して帰国、鎌倉の将軍源頼朝公より現在地を賜り、後鳥羽上皇の震筆を得て日本最初の禅宗の寺聖福寺を建立しました。 その折、中国より茶の種子を持ち帰り境内地と背振山に植えたのが茶のはじめです。現在頼朝公より賜った約三万坪は禅宗発祥の地として国の重要特別史跡に指定を受けています。順心寺は今をさかのぼること六百三十余年康安元年(一三六一年)聖福寺第三十九代夢庵顕一禅師によって開創されし由緒ある寺です。


≪本堂≫


≪前庭≫


【節信院】
節信院は臨済宗妙心寺派であり、聖福寺の塔頭寺院であります。開基は加藤重徳であり1602年に創立しました。加藤重徳は荒木村重の家臣でしたが、幽閉された黒田孝高(如水)を助けた縁で、次男の一成が黒田家の養子となりました。一成は江戸時代後期の福岡藩執政、加藤徳成(1830〜65年、通称・司書)の祖先にあたります。加藤徳成は福岡藩の勤王派の中心人物で、幕府の長州征伐の際には征長軍の解兵に成功するなど活躍をしますが、藩が佐幕派に転じて辞職、1865年に天福寺で切腹を命じられました。節信院は加藤司書の菩提寺でもあります。


≪前庭≫


【妙楽寺】
東長寺東側の南北に走る小路奥に立つ妙楽寺は、正和5年(1316年)、大応国師の高弟である月堂宗規によって開山されました。草創の寺地は博多湾岸にあり、近くに石築地(防塁)があったことから、石城山妙楽円満禅寺といわれたそうです。遣明使一行が宿泊するなど対外交渉の一拠点となっており、博多商人とも関連の深い寺院です。境内には貿易に従事し家産を興し豊臣秀吉の知遇を得て、戦火によって荒廃した博多の町を復興、町割りにも貢献した博多商人三傑の一人、神屋宗湛の墓があります。大陸交流に一端を担った妙楽寺でいにしえに思いを馳せましょう。


≪方丈≫


≪博多塀≫


【承天寺】
日本におけるうどん・そば・饅頭などの粉食文化や博多織の発祥地。また、博多祇園山笠の発祥地でもあります。鎌倉時代(1242年)、弁円(円爾)が、太宰少弐藤資頼や宋人貿易商で巨万の富を有していた謝国明の助力を得て開いたお寺です。臨済宗東福寺派。弁円は没後日本初の国師号を与えられ、聖一国師と呼ばれています。


≪洗濤庭≫


≪博多祇園山笠の発祥地≫


≪うどん・そば・饅頭などの粉食文化や博多織の発祥地≫


≪泉水庭≫


ここ、承天寺は、不思議。不思議。
仏殿と本堂は、道路で分断されています。


↑分断した道路。行列は参拝を待つ人々です。

方丈(本堂)前の≪洗濤庭≫からのぞくと、その「異様さ」がはっきりします。
車が行き来する2車線の市道。その先に松が生え、参道が続きます。
同じ敷地にあるべき仏殿や鐘楼、山門は市道を挟んで、分断されているのです。
福岡市が1958年に着手した博多駅土地区画整理事業に伴い、
境内を二分する形で市道(長さ156メートル、幅16メートル)が整備された。とのこと。


【櫛田神社】
地元の人々から「お櫛田さん」と親しまれる博多の総鎮守。社伝によれば、天平寶字元年(757年)に伊勢国から大幡主大神を勧請し鎮祭するために創立されたといわれています。江戸時代には東長寺に属する神護寺が櫛田神社を管理していましたが、明治元年(1868年)に神仏分離令が発布され独立しました。
 境内には樹齢千年といわれる銀杏や蒙古軍船の碇石、秀吉の朱印状などを展示する歴史館もあります。また毎年夏に開催される博多祇園山笠では、早朝の太鼓の合図とともに舁き山が境内の清道を巡り、博多のまちへと駆け出します。



≪お櫛田さんのぎなん≫



福岡・博多といえば、
美味しい食べ物とか~先端のファッションなどで~
最近の新しいイメージを想像することが多いと思います。
けど、意外かもしれませんが、福岡・博多には多くの神社・仏閣が存在していて
その数は、京都・奈良に続いて多いのです。
特に禅寺の多さは抜きん出ています。

福岡・博多は、古くは古墳・大和時代から大陸との窓口であり、
奈良~平安初期まで実在していた現在でいう迎賓館があったりと、
いにしえの時代から歴史的にも価値のある建物等が多く存在しています。

今では私達の身近にある、日本茶・うどん・そば・素麺・饅頭・羊羹などは、
実は博多の寺院から全国に発信されたものなのですよ。



福岡市


福岡市博多区「博多ライトアップウォーク2012会場」


博多千年煌夜11月23日訪問




・・・  今日はこの辺で

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34 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (茶々)
2012-11-26 04:59:19
おはようございます。

歴史的な建造物などが
ファンタジックに生まれ変わって…。

博多ライトアップウォーク2012
素晴らしい!!
としか言いようがありません。

返信する
Unknown (igagurikun)
2012-11-26 09:05:45
おはようございます、
博多ライトアップウォーク、十分に堪能させてもらいました、
返信する
Unknown (Neko★)
2012-11-26 11:02:03
博多千年煌夜素晴らしいですね~

禅寺さんが、奈良京都に次いで多いって
意外でした。

贅沢なお散歩ですね~♪
返信する
Unknown (身辺雑記)
2012-11-26 11:03:56
おはようございます(*´▽`*)ノ))

1枚目の写真を見て度肝を抜かれました~(笑)
緋色の紅葉と五重塔が美しすぎて怖いくらいです。。。

フォトビーム&下の解説文(?)を読んで、一緒にてくてくしているような気分になりましたよ~
有り難うございました♪
返信する
ありがとう!! (日々くさぐさ)
2012-11-26 11:22:48
今日 こちらは雨です
お出掛けは止めました

はなこころさんと一緒に
ゆっくり~~
じっくり~~
歩かせていただきました

楽しみましたよ~~
博多 よかとこ いっぱいでした 
返信する
こんにちは~♪ (ゆめ吉)
2012-11-26 13:20:33
私はテレビのニュースで見てましたよ。
実際に見たらもっと素敵なんだろうなぁって思ってました。
来年こそは思い切って、博多の夜の街に
お邪魔しようかな。
綺麗な写真ありがとう~♪
返信する
Unknown (都月満夫)
2012-11-26 13:58:47
いやあ~、すごい!
歴史の重みに圧倒されますね。
神社仏閣がそんなにおおいとは知りませんでした。
北海道には歴史的建造物はありません^^
したっけ。
返信する
はなこころさま (Hawks Fan)
2012-11-26 14:05:14
綺麗!!
素晴らしい。

ありがとうございます。
こういう博多もいいですね。
いつも情報ありがとうございます。
中州のネオンばかりではいけませんね。
(反省)
返信する
こんばんは (こりす工房)
2012-11-26 18:03:18
とても綺麗に撮影されていますね。
三脚使っていますか?
私はいつも三脚をもって出かけないので、
ライトアップの写真はいつもボケボケの写真を量産してしまいます。

承天寺の洗濤庭の写真は
陰影がすごく綺麗で、波間に船が漂っているように見えます。
返信する
Unknown (ようこ)
2012-11-26 19:01:16
こんなところがあるのですね。
ちょくちょく博多に行くのに、一度も行ったことありません。もったいないね。
返信する

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