本日はお客様からお問い合わせがありましたので、グラスや味わいについて
ちょっとだけ語ってみます。こんな蘊蓄は迷惑だ!とお思いの方は
すっ飛ばして下さい。
使うグラスでワインの香りや味わいまでも
変わってくるから不思議ですね。それは何故でしょうか?
きっと飲む時にグラスの中の香りと共に、ワインが口の中へ入るからでしょう。
味わいの7、8割は香りです。口の中にワインが入っても味わいの7、8割は鼻で感じます。
舌で感じるのは、甘い、辛い、酸っぱい、苦い、程度で、実は結構いい加減です。
食感で固い、柔らかいってのもありますね。ワインだけでなく料理もそうです。
鼻で感じる要素が多いのです。
試しにワインを口に含んだ後、すぐに指で鼻をつまむのです。
その状態で味わってみて、その後、つまんだ指を離してみましょう。
(料理でやってみてもいいですよ)
どうでしょうか?
鼻をつまんでいる時の味わいって、あまりに淋しくなりませんか?
指を離して、空気が鼻を通り抜けると味わいが鮮烈に、立体的に広がると思います。
さて、写真の4個のグラスは私がよく使うグラスです。
もちろんどんなグラスで飲んでも構いません。ただ色だけは無色透明を。
ちなみに私はこうやっています。(もちろん正解はありません)
こだわる方はもっとこだわっていらっしゃると思います。
写真左から
・ビールの景品(結構デイリーはこれで十分)
・100円ショップのグラス(もう上等です)
・Duvelというベルギービールのグラス、頂きもの(かなりの性能)
・リーデルのブルゴーニュグラス(3000円台、やはり形はエレガント?)
リーデルの一番お高いグラスでいきたいところですが、あれはすぐに
パリッと割れてしまいます。いくらお金があっても・・・・・、
ただ、良いピノを楽しみたい時だけは良いグラスを使いたくなるのが
人情ってもんでしょう。そんな時が一番右のリーデル。
Duvelのグラスも実は全く損傷なく味わいは変わりません。
大振り度は同じで、ガラスがちょっとだけ厚い。そんなもん。
ただ、足が短いのでおっちょこちょいによる倒壊の心配がありません。
100円ショップのグラスは結構万能です。
濃い系のカベルネやZin、白ワインも大抵これでOKです。
ビールもこれで飲みます。結構いけます。ビール少し飲んだ後は、どうせすぐ
ワインへ移るのだし、面倒なので、これをすすいでワインを入れます。
一番左の景品グラスは、これもビール&デイリー用です。
普通のコップを使うこともあります。
要はかしこまらず、気軽に楽しむことではないでしょうか。
あと、洗い易さ、食器洗い機内の場所をどれだけ取るか、
割れにくさ(耐久性)、などを考慮されて選んでみてはどうでしょうか。
面倒くさい方は100円ショップで一番大きいのを買ってくる。足はなくても
よいでしょうし、ブランデーグラスでもいい(大きいので)です。
せっかくのワイン、美味しく飲んでいただきたいですね。