魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

変わる佇まい その2

2008年11月25日 | ちょっと怪しい
昨日のつづきです。


さて、内部を見てみましょう。


あふれる光は弱いものの、それでも植物の生命力はすごいものがあります。

ここは階段がなくなってしまい、登れない?2階があって、下から少しだけ
見ることもできます。


ただ、大きなスズメバチの巣が見えるものですから、登りたいとも
思いません。


廃墟感抜群の2階の窓を下から撮ってみました。(写真をクリック)




霊が見えるとか、オバケが出そうなんて言わないでくださいね。


ここは確かに忌わしい兵器(回天や震洋の特攻兵器)を作った
廃墟ですが、この場所自体で悲惨な出来ごとは聞いておりません。
学徒動員で借り出され、女子学生すら兵器作りをしていたようです。
悲しい歴史ですね。

もともとガラス工場でもありました。
戦後、10年くらいは造船所として稼働していたようですが、その後は廃墟に。

それから50年ちょっとが過ぎたわけです。


もう一枚張っておきます。(写真をクリック)




曇り空ですが、それに向かって葉を伸ばす緑と、古めかしい色に
なったのコンクリート、光と影、静と動、生と死の対比です。
(ちょっと大げさですけどね)

この季節、こんな場所で、まだ緑が残る植物や地球の生命力に
「湧き出る力」と「永遠」を感じました。


また次に行くと違った佇まいを見せてくれることでしょう。

ぜひともこの廃墟は残してほしいと思います。

コメント
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