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エアコンの節約法

2014年07月19日 | 建物・維持管理・改修

結局、今年の夏も暑くなったが、だからといってエアコンをガンガンに動かすわけにもいかず、光熱費節約のためにも節電が重要となる。そこで節約アドバイザーの丸山晴美さんに、エアコンでの節電のコツを教えてもらった。

 エアコンは「こまめに切った方がいい」という意見と、「あまり切らない方がいい」という意見があるが、実際にはどうなのか。たとえば、10分ほど外出するとき、エアコンはどうしたほうがいいのか?

 正解は「つけっぱなしにする」だ。エアコンは、立ち上がりの初期運動に500W~1000W程度のエネルギーを使う。その後、室温が設定温度に落ち着く約30分後には100W前後に抑えられるため、5分、10分程度の外出であれば、止めずに運転をしておいた方が節約になる。

「こまめに消すより短時間の外出なら消さないほうがむしろお得。出がけに設定温度を1℃上げておくと、さらに節電効果が高まります」(前出・丸山さん)

 では、もっと室内を涼しくした時はどうするのか。重要なのは設定温度ではなく、風量だ。体に風を受けると涼しく感じるので、風量を強めた方がいい。設定温度を1℃下げると約10%電力量が上がる。風量を強めると電力量は上がるが、室温調節に電力を使わないため、温度を下げるよりは節電になる。

「45Wの扇風機と併用する場合も1℃下げるよりも、約910円安くなります。さらに省エネ系の扇風機なら、風量を強くするのと同じ電力量にすることもできます」(丸山さん)

 そして風量設定は「微量」ではなく「自動」、がベスト。“何でも弱く”した方が電力はかからないように思えるが、実際は×。特に最初から微風や弱で起動すると、部屋を設定温度にするまでに時間がかかり、余計に電力を使ってしまうことに。電力中央研究所の主任研究員の上野剛さんは、説明する。

「部屋の状況に合わせて風量や風向を選択するのが“自動”モード。冷えてからは消費電力を抑えながら設定温度をキープしてくれるので、実は、いちばん節電になるんです」

 また、エアコンには「ドライ(弱冷房除湿)」と「冷房」という2つのモードがあるが、設定温度が同じの場合、どちらが節電効果が高いのか。

 答えは「ドライ」だ。空気の温度と湿度を下げるのが冷房、温度をできるだけ下げずに湿度を下げるのがドライ(除湿)。「東京電力の資料によると、設定温度24℃のときのコスト比較をすると、1時間あたり冷房は11円、弱冷房除湿は4.1円となっているため、ドライの方が節電に。ただし、再熱除湿という、強く冷えた空気を再び温めて除湿するタイプの場合は14.9円もかかるため、コストがかかってしまう。エアコンの除湿タイプがどちらかを、まず確認してみてください」(丸山さん)


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