「レディース・ティ」
それは陽がさんさんと輝く土曜のゴルフ・コースでの出来事。
私はショット前の素振りをしていると、拡声器が聞こえてきた。
「レディース・ティで打っておられる方、メンズ・ティからお打ちいただけますか?」
私は無視して、素振りを続けていた。
さらに大きな声の拡声器が聞こえてきた。
「レディース・ティで打っている男性、メンズ・ティから打ってください」
私は無視し、さらに集中して打とうとした。さらに大きな声で聞こえてきた。
「レディース・ティで打っている男性、メンズ・ティから打ってください」
私はとうとう、クラブハウスの窓でマイクをもっている人物に向かって大声で叫んだ。
「クラブハウスで叫んでいる人、静かにして私のセカンド・ショットを打たせてくれませんか?」
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