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【こぼれ話】30人がバス持ち上げお腹の赤ちゃん救う=母は死亡―NY

2008年08月17日 | Weblog
【ニューヨーク15日AFP=時事】ニューヨークで14日、妊婦がスクールバスにひかれて下敷きになり、その場に居合わせた約30人が力を合わせてバスを持ち上げ、救助した。妊婦はけがのため収容先の病院で死亡したが、その直前に帝王切開で出産した男の赤ちゃんは無事という。ニューヨーク・ポスト紙が15日報じた。≪写真はニューヨーク市内を走るバス≫
 死亡したのは皮肉にも女性交通警官(33)。非番の日にブロンクス地区でスクールバスにひかれた。救助に当たった約30人の中のある女性は同紙に「わたしたちは互いに言葉を交わすでもなく、バスを持ち上げ始めた。そして持ち上がったところで、誰かが彼女を引っ張り出した」と語った。
 妊娠6カ月だった女性警官は、収容先の病院で帝王切開により男の子を出産した数分後、死亡した。ニューヨークのブルームバーグ市長は「息子さんの誕生日が彼女の命日となるとは、何とも辛いことだ」と哀悼の言葉を述べた。〔AFP=時事〕

「冷房時はドア閉めよ」NYで法案可決 違反2度で罰金

2008年08月17日 | Weblog
2008年8月16日(土)14:30

 【ニューヨーク=真鍋弘樹】冷房をいれたらドアをきちんと閉めましょう――。そんな当たり前の心得を定めた法案が14日、ニューヨーク市議会で可決された。この日は同市を襲った大停電から5年にあたり、夏季の電力需要ピークを下げる効果が期待されている。

 市内の商業ビルと一定規模以上の小売店が対象で、違反すると最初は警告処分で済むが、2度目は200ドル(約2万2千円)、3度目はさらに倍の罰金を科される。電力会社によると、約千平方メートルの小売店がエアコン稼働中にドアを開けっ放しにすると、1カ月当たりの電気料金が250ドル増え、ひと夏で2トンの二酸化炭素が余計に発生する計算だという。



世界遺産紛争、タイ・カンボジアが撤兵開始

2008年08月17日 | Weblog
【タイ、カンボジア】タイとカンボジアは15日夜、タイ国境に近いカンボジア領内の山上にあるヒンドゥー寺院遺跡プレアビヒアの周辺地域に展開する両国軍の段階的撤兵を開始した。タイ国営テレビ局チャンネル9などが報じた。両国は7月28日の外相会議でプレアビヒア周辺の兵力縮小に合意していた。

 プレアビヒアはクメール王国が11―12世紀に建立したとされる寺院遺跡。タイとカンボジアが領有権を争い、1962年に国際司法裁判所がカンボジア領とする判決を下したが、がけの上にありタイ側からしかアクセスが困難な上、周辺の国境が未画定のままで、両国間の火種となっている。7月に世界遺産に登録されたことをきっかけに、これを不満とするタイ、同月の総選挙を有利に進めたいカンボジアの両国が兵員を増派し、遺跡周辺で兵士数千人がにらみ合う事態となっていた。