タイの受刑者13万人、過半数は麻薬犯

【タイ】タイ法務省によると、8月1日時点のタイ国内の受刑者は13万1197人で、麻薬関連の受刑者が7万2032人を占めた。プミポン・タイ国王の80歳の誕生日を記念し昨年末に大規模な恩赦が実施されたため、受刑者の総数は前年同期から21％減少した。

　タイ国内の外国人受刑者数は2006年時点で1万2528人で、麻薬犯が6048人を占めた。国籍別ではミャンマー人が5913人、日本人が28人だった。

タイ 無料路線バスのエリア拡大を検討

運輸省ではノンエアコン路線バスの運賃無料化について、その範囲をバンコク近郊まで拡大することを検討している。政府による生活支援の一環として、8月1日からバンコク都内で一部のバス運賃が無料となり好評を得ているが、多くのバス利用者からは、「バンコク郊外でも無料バスを走らせてほしい」との要望が出ている。

　無料バスは今のところ、バンコク都内73路線を走るノンエアコン路線バス800台に限定。利用者は毎日約12万人に上っている。

　しかし、バス料金を無料としたことで、民間のバス会社は大きな打撃を受けており、運賃収入がすでに約30％減少しているという。このため、民間バス協会では、「無料バスのエリアが拡大すればダメージはより深刻になる」と悲鳴を上げている。