SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

1911 遺香庵 特別公開

今回は京都は栂尾
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高山寺
現在は台風21号の影響で金堂・開山堂などは復旧工事中ですが・・・
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台風災害復興祈念 特別公開
期間:11月1日(金)~12月1日(日)
茶室「遺香庵」が特別公開されています。
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日本最古之茶園
そもそもこの地は栄西禅師から贈られた茶種を明恵上人が栽培した所。中世以来、栂尾の茶を「本茶」それ以外は「非茶」と呼ばれていました。
現在でも5月には茶摘みがおこなわれる、お茶に所縁の場所なのです。
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それでは早速伺いましょう
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腰掛待合「茶徳亭」
腰掛は卍型に配置しており、桂離宮の卍亭に倣ったもの。
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梵鐘「茶恩鐘」
腰掛待合に吊り下げられており、遺香庵寄進者103名の名前が刻まれている。
その中には設計を担当し中心的人物であった高橋箒庵や益田鈍翁・野村徳七・根津嘉一郎ら近代数寄者が多い。
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遺香庵
明恵上人七百年遠忌にあたる昭和六年に造立された。
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「遺香庵」扁額は益田鈍翁筆。屋根は入母屋造銅板葺で全面に土間庇を付け下し、右には片流れの屋根を架ける千家風の屋根意匠となっている。
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正面中央に躙口、右側に火灯窓をあける。
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躙口の矩折に二枚障子の貴人口を設けている。
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内部は四畳台目下座床。三畳台目に床前畳を付したL字型の四畳台目は織部や遠州が好んだ手法。
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給仕口の火灯枠に曲木を用いるのは、水無瀬神宮の燈心亭に倣ったもの。
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露地
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 こちらは八畳の広間

近代数寄者が造っただけあって、様々な茶室の良いとこ取りの印象。

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