SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

1908 サンリツ服部美術館 茶人に愛された数々の名碗

上諏訪
086
サンリツ服部美術館
088
特別企画展 茶人に愛された数々の名碗
期間:7月6日(土)~9月29日(日)
syouji
赤楽茶碗 銘 障子 本阿弥光悦作
「光悦七種」「光悦十作」に数えられる名椀。
腰にある三ヶ所の裂け目には、かざすと光が透けて見えることから銘が付く。
益田鈍翁旧蔵。
粉吹茶碗 銘 広沢
黒い胎土の総体に白化粧を施し、透明釉を掛ける。あたかも粉を吹いたような風情から「粉吹」と呼ばれる。
松平不昧所持で「雲州蔵帳」所載。益田鈍翁旧蔵。
堅手茶碗 銘 大坂
磁器質の堅い質感の高麗茶碗。
銘は小堀遠州が、この茶碗を大坂で入手した事にちなむ。遠州茶会記には「大坂高麗」として登場。
黒楽茶碗
「道安黒」と呼ばれる千道安好みの茶碗。
千宗旦が箱に「道安好 長二郎焼」と記す。益田鈍翁旧蔵。

この他、光悦の「不二山」長次郎の「雁取」ノンコウ「初午」などを拝見。
今回は何といっても初公開の「障子」でしょう。共に「光悦十作」の「不二山」との同時公開とどえらい事になっています。
近年「光悦十作」を名乗る茶碗が発見されたとどこかでニュースになってましたが、そんな茶碗とは大違い。やはりこの2椀と比べると、その違いは歴然です。

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