最近の医療は、高齢者にも治療の選択を迫るものらしい。
ガンの告知、なんていう深刻な場面はなかったが、よく考えると厳しい。
もっとも、手術をするのに別の病名をつけたりすると逆に患者に不安を与えかねない。
母の手術は無事終わりさあ退院というときに、母が「覚悟していた」話を医師から聞かされた。
化学療法、抗ガン剤の内服を半年行うか否か。
高齢だからガンの転移あるいは進行は遅いだろう、という見方も一つ。
こう考えると、わざわざ抗ガン剤を飲んで副作用によるダメージを受けるよりいいではないか。
クオリティ・オブ・ライフ、だ。
しかし何の治療もしないことで、再発ではないかという不安が加速しそうである。
術後の生活が落ち着くまで、まだまだ時間がかかりそうでもある。
医師もはっきり言う。
平均寿命から換算するとあと何年生きる…なんて言い方を。
手術しないでもあと3年くらいは大丈夫だったそうな。
それくらい高齢者のガンの進行は遅いということだろう。
これから残りの人生をどのように生きるか、母が考えることではある。
「死」を射程に入れて現在を考えるなんて、なかなかできるもんじゃない。
ガンで亡くなっていく人を見ると、最期まで希望を失っていない。
いや、生きたい、のだと思う。最期まで。
ならば闘うべきなの?
死を受け入れる、なんて、言うのは簡単だけどね。
てなことを行きつ戻りつしながら、まとまらない頭で考えている。
きっと母も考えているだろう。
ガンの告知、なんていう深刻な場面はなかったが、よく考えると厳しい。
もっとも、手術をするのに別の病名をつけたりすると逆に患者に不安を与えかねない。
母の手術は無事終わりさあ退院というときに、母が「覚悟していた」話を医師から聞かされた。
化学療法、抗ガン剤の内服を半年行うか否か。
高齢だからガンの転移あるいは進行は遅いだろう、という見方も一つ。
こう考えると、わざわざ抗ガン剤を飲んで副作用によるダメージを受けるよりいいではないか。
クオリティ・オブ・ライフ、だ。
しかし何の治療もしないことで、再発ではないかという不安が加速しそうである。
術後の生活が落ち着くまで、まだまだ時間がかかりそうでもある。
医師もはっきり言う。
平均寿命から換算するとあと何年生きる…なんて言い方を。
手術しないでもあと3年くらいは大丈夫だったそうな。
それくらい高齢者のガンの進行は遅いということだろう。
これから残りの人生をどのように生きるか、母が考えることではある。
「死」を射程に入れて現在を考えるなんて、なかなかできるもんじゃない。
ガンで亡くなっていく人を見ると、最期まで希望を失っていない。
いや、生きたい、のだと思う。最期まで。
ならば闘うべきなの?
死を受け入れる、なんて、言うのは簡単だけどね。
てなことを行きつ戻りつしながら、まとまらない頭で考えている。
きっと母も考えているだろう。