住職の独り言

~ご縁に触れて~

大悲の温もり

2010年01月10日 | Weblog
夜寝ていてふと思ったことがある。
太陽に近づく程、気温は高くなり、離れれば気温は低くなる。
地球は太陽から丁度良い位置にある訳だが…

どうして地上では気温が高く、、
太陽に近づく上空では気温が低いのか?

早速朝起きて調べてみた。

簡単に言うと、太陽の光りは空気の中を通り抜け、海や地面にぶつかって熱が生まれ、その熱が上空に熱を伝えてゆくんだそうだ。

これを浄土真宗のみ教えで考えてみると、

阿弥陀如来のお慈悲は私の悪業煩悩を通り抜け、
私に至り届き信心(大悲の温もり)となって顕現して下さる。

妙好人の源左さんは「お慈悲はぬくいでのう」とおっしゃった。

太陽の暖かさもこの地上におればこそ暖かい訳で、
太陽に近づいたら暖かいだろうと思って
自らの力で高いところにいってもかなわぬ事よ!
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