住職の独り言

~ご縁に触れて~

妙音

2013年12月23日 | Weblog

伝道院の同期で仏教婦人会連盟の講師をしている

田中信勝さんの詩が仏婦連盟機関誌「めぐみ」に

掲載されていたので転記しました。


きのうの夜の あの静けさは
雪の降る音だったのですね

愚かにも気づかなかった
いのちの妙音

やがてはとけて 大地を潤す
功徳の雪だというのに

賑やかなるものに 心うばわれ
華やかなるのもに 眼うばわれ

うかうかと うかうかと
聞きもらしてきた…降雪の慈音

決して聞きもらしてはしらない
あなたの悲しみの音を…と

見上げれば
雪の華 私の上に舞い降りて

声をかけ
同朋(とも)と見わたせば

そこはもう まばゆいばかりの
白銀の世界

(仏教婦人会連盟講師 田中信勝)                  ◇

コメント
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