住職の独り言

~ご縁に触れて~

大地

2008年09月24日 | Weblog
私たちは大地の上で安心して生活しています。
もし、この大地が安心出来る地でなかったなら…
まさに、水上に浮く板の上を渡り歩く生活でありましょう。
私の立つベースは大地であります。

では、私の心のベース(大地)は何処に…?
お恥ずかしいことに私の心は、
時代・場所・時間によってコロコロと移り変わってゆく。

浄土真宗とは宗派名でもあるが、
「真実を宗とする」すなわち阿弥陀如来の智慧を、
私の人生のベースにすることであります。

ご門主は教書の中で、信心の行者の生活は
「如来の本願を究極の依りどころと仰ぐとともに、
罪悪生死の凡夫であることにめざめた、
喜びと慚愧の生活であります」と示されます。

~仏説無量寿経~
「大地のごとし、浄穢・好悪、異心なきがゆゑに。」
(意訳)
「大地のようである、清らかなものも汚れたものも善いものも悪いものも、わけへだてなくその上に載せるから」
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