ルーツを求めて

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百千鳥とは八咫烏のことでは?

2012-01-21 10:14:05 | 日記
 以前『神社』(東京堂出版)の大神神社の項を読んでいて見つけた次のような記述がひっかかっていました。

当社(大神神社のこと)には本殿がないが、ただ三輪山に向って三つの連接の鳥居いわゆる三輪鳥居を立て、その手前に拝殿だけが設けられている。いつのことか神殿を立てたが、百千鳥が群がって散々破壊したという。

 この話はどういうことを表しているのだろう。実際に鳥が神殿を破壊したはずはなく、きっと何かの暗示ではないか。そう思いました。
 最近『失われた極東エルサレム「平安京」の謎』(飛鳥昭雄・三神たける著、学研)を読んでいて、その答えがわかりました。日本には神道界を裏で支配し、天皇にかわって儀式をとり行う八咫烏と呼ばれる秘密の組織があるそうです。安倍晴明の物語では、鳥や烏の話す声を聞くことができたと記されているそうですが、それは安倍晴明が八咫烏から情報を得ていたことを暗示しているのだということです。大神神社の神殿が百千鳥によって破壊されたという話も、きっと八咫烏によって破壊されたことを伝えているのに違いありません。神殿を立てたことが八咫烏の意向に沿わなかったのでしょう。
 私が住んでいる神奈川県の南足柄市に最乗寺という古刹があります。境内には烏天狗の像が立っています。それはこの寺が修験者の修業の場であったことを示しているだけでなく、もしかしたら八咫烏とつながりがあったことを示しているのかもしれません。『失われた極東エルサレム「平安京」の謎』によれば、八咫烏は歴史の中で単に烏として描かれることがあり、烏天狗も八咫烏の暗号の1つなのだそうです。烏、烏天狗、鳥を手がかりにして神社、寺社を見ていこうと思います。

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