今季一番の冷え込みだったという朝、公園の池には氷が張っていたよ。
10日ほどの間、孫の風邪をもらい受けておとなしくしていたが、ようやく治ってきた感じがした。久しぶりにこぐペダルがとても軽い。
ペダルをこいでいれば背中は温かいが、風を切る顔が恐ろしく寒い。手袋を二枚重ねていても手が冷たい。日が差してくればいくらかは暖かいが。
いつものように手賀沼サイクリングロードを走る。そして手賀曙橋からサイクリングロードを離れ、下手賀沼のほうへ。みみ爺はそこからが楽しみなんだ。
まずは観音寺へ寄る。観音寺の弁天池が凍っていて寒々とした眺めだ。
今日は観音寺から少し東へ足を伸ばし、観音寺の和尚さんが絶賛していた泉倉寺とその近くにある宝珠院観音堂を訪ねてみることにしたんだ。
冬枯れた田の先に見える道を右へ上って行くんだ。
距離はないが10%ほどの勾配を上る。
泉倉寺はすぐにわかったよ。天台宗のお寺で、立派な、実に堂々とした構えの本堂だ。なんでもその建築様式は重層銅板葺き阿弥陀堂形式というそうだ。みみ爺にはよくわからないが。
よく掃き清められた境内には、印西七福神巡りの毘沙門天があるよ。
こんな観音像やお地蔵さんも。
こちらは印西大師1番と5番。印西大師八十八ヶ所巡礼の札所だ。
宝珠院観音堂は、泉倉寺とは道を挟んで反対側にその入り口があるんだ。
この細い小道を入っていく。えらく細い道だよ。住宅地から、いきなり山の中へ入っていくような感じだ。
薄暗い道の先が少し明るく開けている。
数百年の時を刻んできた国指定の重要文化財宝珠院観音堂(光堂)は、木々に囲まれた静寂な空間の真ん中にひっそりとたっていたよ。
この静かなたたずまいの古刹は、雪景色の中では特にすばらしいという。
本尊の観音様は「お引取り観音」と呼ばれているらしい。お参りする者は、生かされる者はそれなりに生かされ、召されるものは安楽に召されるというそうだ。
安楽に召されるというのがいいね。病気で召されるときは苦しいだろうし、怪我で召されるときは痛いだろうから。そしてなによりも、何の心残りも無く召されていきたいと思う。機会があればぜひ拝ませていただきたい。
境内の隅には十数基の十九夜塔が並んでいる。
観音堂の裏へ回ると、こちらにも石仏や石塔が並んでいるよ。時間も空気も止まってしまったような静けさだ。
御神木の観音杉だ。でかい。これはこれでかなりの存在感があって立派だね。
印西大師12番とある。
こんな歌碑もあった。石に刻まれた歌はこの地の俳人の作によるものだそうだ。
それにしても冷えるね。手水鉢の水も凍っているよ。
帰り道、北総花の丘公園の戸神調整池には鳥たちの声があふれていた。野鳥たちにとってはここは最高の楽園だろう。
野鳥を観察する施設があるよ。
そろそろ昼だ。早く帰ってコタツにもぐろう。
それにしてもこの道はいったいどこに続いているんだろう。
先が明るくなってきたよ。
…しかしどこへ出るのかなあ。
やっと人家が見えてきたよ。
10日ほどの間、孫の風邪をもらい受けておとなしくしていたが、ようやく治ってきた感じがした。久しぶりにこぐペダルがとても軽い。
ペダルをこいでいれば背中は温かいが、風を切る顔が恐ろしく寒い。手袋を二枚重ねていても手が冷たい。日が差してくればいくらかは暖かいが。
いつものように手賀沼サイクリングロードを走る。そして手賀曙橋からサイクリングロードを離れ、下手賀沼のほうへ。みみ爺はそこからが楽しみなんだ。
まずは観音寺へ寄る。観音寺の弁天池が凍っていて寒々とした眺めだ。
今日は観音寺から少し東へ足を伸ばし、観音寺の和尚さんが絶賛していた泉倉寺とその近くにある宝珠院観音堂を訪ねてみることにしたんだ。
冬枯れた田の先に見える道を右へ上って行くんだ。
距離はないが10%ほどの勾配を上る。
泉倉寺はすぐにわかったよ。天台宗のお寺で、立派な、実に堂々とした構えの本堂だ。なんでもその建築様式は重層銅板葺き阿弥陀堂形式というそうだ。みみ爺にはよくわからないが。
よく掃き清められた境内には、印西七福神巡りの毘沙門天があるよ。
こんな観音像やお地蔵さんも。
こちらは印西大師1番と5番。印西大師八十八ヶ所巡礼の札所だ。
宝珠院観音堂は、泉倉寺とは道を挟んで反対側にその入り口があるんだ。
この細い小道を入っていく。えらく細い道だよ。住宅地から、いきなり山の中へ入っていくような感じだ。
薄暗い道の先が少し明るく開けている。
数百年の時を刻んできた国指定の重要文化財宝珠院観音堂(光堂)は、木々に囲まれた静寂な空間の真ん中にひっそりとたっていたよ。
この静かなたたずまいの古刹は、雪景色の中では特にすばらしいという。
本尊の観音様は「お引取り観音」と呼ばれているらしい。お参りする者は、生かされる者はそれなりに生かされ、召されるものは安楽に召されるというそうだ。
安楽に召されるというのがいいね。病気で召されるときは苦しいだろうし、怪我で召されるときは痛いだろうから。そしてなによりも、何の心残りも無く召されていきたいと思う。機会があればぜひ拝ませていただきたい。
境内の隅には十数基の十九夜塔が並んでいる。
観音堂の裏へ回ると、こちらにも石仏や石塔が並んでいるよ。時間も空気も止まってしまったような静けさだ。
御神木の観音杉だ。でかい。これはこれでかなりの存在感があって立派だね。
印西大師12番とある。
こんな歌碑もあった。石に刻まれた歌はこの地の俳人の作によるものだそうだ。
それにしても冷えるね。手水鉢の水も凍っているよ。
帰り道、北総花の丘公園の戸神調整池には鳥たちの声があふれていた。野鳥たちにとってはここは最高の楽園だろう。
野鳥を観察する施設があるよ。
そろそろ昼だ。早く帰ってコタツにもぐろう。
それにしてもこの道はいったいどこに続いているんだろう。
先が明るくなってきたよ。
…しかしどこへ出るのかなあ。
やっと人家が見えてきたよ。