心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

紅葉の秋に文楽とコンサートを楽しむ

2018-11-15 21:34:47 | Weblog

 ブログの更新。ディスプレイに向かって、さて何を書こう。なかなか浮かんでこないときは「にっぽんの七十二候」を紐解きます。いつの間にか立冬を過ぎて第五十六候「地始凍(ちはじめてこおる)」。大地が凍り始める季節のようですが、どうやら来週は寒くなりそうな気配です。
 さて、今週の授業は古典文化「文楽」がテーマでした。名誉教授の先生から4時間にわたってお話しを伺ったあと、国立文楽劇場に引率して午後4時から始まる第二部の「?山姫捨松(ひばりやまひめすてのまつ)中将姫雪責の段」と近松門左衛門作「女殺油地獄(おんなころしあぶらのじごく)徳庵堤の段・河内屋内の段・豊島屋油店の段」を観劇しました。心の機微に触れるお話しですが、どこまで理解しているのかと問われると自信はありません。でも、生駒の山並みと実りの秋を迎えた河内平野の田園風景が描かれた背景をバックに、いつの間にか3人の人形遣いの存在を忘れて「生きている」人形の仕草に惹き込まれていきます。日本の文化の奥深さを目の当たりにする瞬間です。
 数日前の日曜日には、ウラディーミル・アシュケナージが指揮するアイスランド交響楽団のコンサートにも出かけました。1曲目は、辻井伸行のピアノでラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18、2曲目は同じくラフマニノフの交響曲第2番ホ短調作品27でした。80歳を過ぎたアシュケナージのすばらしい指揮ぶりに、ただただ聞き惚れたコンサートでした。と同時にラフマニノフの再発見でもありました。
 7百名あまりの文楽劇場、2千人をゆうに超える聴衆が聴き入ったフェスティバルホール。日常の喧騒から離れて、ひとつの作品に皆が酔いしれる。そんな心を共有できる不思議な空間.......。
 そうそう、コンサートの前には、紅葉の季節を迎えた大阪城公園にも立ち寄りました。紅葉見頃とのことでしたが、もう一歩といったところでしょうか。それでも結構な人出で、大都会の小さなオアシスのようでした。人びとは何かを求めて、あちらに行ったりこちらに行ったり。
 きのうは京都にも行ってきました。カレッジの校外学習先である立命館大学国際平和ミュージアムを見学するための下打ち合わせです。現地集合・現地解散のため、JR・近鉄電車、阪急電車、京阪電車それぞれの拠点駅からのルートとバスの時刻を綿密に調べて、京都の街に不案内なシニアの皆さんに細心の注意を払います。
 そんな京都も、平日にもかかわらず多くの国内外の観光客が訪れていました。帰り道、市バスに乗っていたら外国人の女性客が運転手さんに不安そうに英語で道を尋ねていました。どうしよう。と、そのとき若い運転手さんが流暢ではないけれどもカタコトでもない英語で親切に受け応えしている姿を目の当たりにしました。これぞ”国際観光都市・京都”。四条河原町で降りた外人さんは、何度も何度も運転手さんにお礼を言っていました。嬉しいですねえ。かく言う私は、ふだん使う機会がないものだから、ここにきて日常会話にも事欠く始末。残り少ない人生を思うと、今ここで語学に打ち込む時間的な余裕もなく、ますます低下するばかりです。あとは当たって砕けろってことにしておきましょう(笑)。

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