心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

マイルストーン(里程標)

2011-07-10 09:30:10 | Weblog
 先週の金曜日、だらだらと続いた梅雨の季節に終止符が打たれました。といっても、手の平を変えたようにお天気の流れががらりと変わるわけではありません。自然現象はそんなに単純なものではありません。.....まぁまぁ、理屈はそのくらいにして、梅雨明け宣言を心から喜ぶことにいたしましょう。今朝は、夏らしい真っ青な空に綿をちぎったような淡い雲が浮かんで見えるではありませんか。
 さて、先週も慌ただしく過ぎていきました。月曜日は東京、火曜は大阪、水・木と広島勤務、金曜は大阪に戻り経済団体主催の研究部会に参加して、昨日は広島日帰り。こんな空間移動をしながら、ある意味では緊張感をもって、またある意味では楽しみながら過ごした1週間でした。(下の写真は、新大阪駅地下にある喫茶サンチョ。朝、この店で新聞全紙に目を通してから新幹線に飛び乗ります。)

 こんな変則的な生活を始めて3カ月が経ちましたが、次の3カ月への道筋がぼんやりと見えてきたのは幸いでした。年齢を考えると、あまり悠長なことは言っておれないので、私の中では3カ月が最も長いスパンになります。3カ月毎にマイルストーンを置いていく。それを手にとって確かめながら次の3カ月を考える。その繰り返しといったところでしょうか。
 でも、前のめりになりがちな勢いで参加した金曜日の研究部会のテーマは「感動」でした。各社の方々と熱い議論を重ねる。硬直化した頭脳を蘇生させるに十分なものでした。今回出会ったテキストは「属人思考の心理学―組織風土改善の社会技術」(新曜社)でした。
 こんな刺激的な生活が続いているのに、思ったほど身体にダメージがないのはどうしたことか。と思いきや、6月に受けた職場の健康診断の結果が先日届きました。心電図が「要指導」、血液検査で3項目に「要観察」「要精検」の印が付きました。心電図は若い時からなので気にはなりませんが、血液検査で「要精検」が登場したのは少しショックでした。病院嫌いの私ですが、今回はいつか病院にでかけてみましょう。いつか......。
 病院といえば先週、孫君が数日間入院するという出来事がありました。暑さのせいでしょうか。体調を崩したようで、夜中に救急車で病院に直行、すぐに入院したようです。でも元気にご退院でした。長男君も2歳の頃、夜に救急車で病院へ連れて行ったことがあります。私が救急車に乗ったのは、その1回だけです。その長男宅では第2子の誕生がまじかです。

 そうそう、研究部会の会場は大阪南港にあるビルでした。大阪駅から環状線に乗って弁天町駅、そこで地下鉄中央線に乗り換えて数駅のところにあるコスモスクエア駅で下車、サークルバス(運賃100円)に乗って目的地に向かいます。帰り際に大阪湾を眺めると、さほど遠くないところに海遊館の姿が見えました。逆に陸地の方を見渡すと、そう、大阪府咲洲庁舎(愛称コスモタワー)が聳えています。高さ256m、地上55階・地下3階建ての超高層ビルで、かの橋下知事お気に入りの新庁舎です。思った以上に交通の便は良し。ただ、大阪には上町断層があって、東海、南海地震など複合的な大震災が発生したとき、この高層ビルって大丈夫なのかなあと少し心配になりました。その耐震性さえクリアされれば、意外とこの場所はアジアへ繋がる日本の窓口として機能するのかもしれません。
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