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クローバーフィールド HAKAISHA

2008-04-05 | 劇場映画れびゅー
なに、この邦題のサブタイトルは…。
発見されたテープに残された真実とは?『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』のまんまな設定を楽しみに『クローバーフィールド HAKAISHA』を観てきました。
★★★★

※『ブレア…』のブレまくる映像で酔った方は、この映画でも漏れなく酔うのでご注意ください。
俺はと言えば、間にジムを挟んでの1日3本鑑賞の1本目にはかなりキツイ選択でしたw

まるでスティーブン・セガールの映画かと突っ込みたくなる邦題のサブタイトルは、監督の希望で付いたのだそうで。
誰や彼にイラン日本語吹き込んだのはw

基本はやっぱ『ブレア…』の手法を使ってる訳だけど、「メジャー映画であの映画の手法をそのまんま使うなんてセコイ手を…」なんて文句も出ないくらいにアレから時間も経ってるし、そろそろ使っても良いんじゃない?と思ってやっちゃったんでしょう。
良いんじゃない?そろそろ。
また暫くこの手は使えなくなるけどw

アレに限らずこの十数年の間に公開されたいろんなモンスター・パニック映画から美味しいところだけを集め、J.J.エイブラムス流のピード感溢れる演出で昇華されたムチャクチャハマる映画に仕上がってます。
酔わない自信の有る方は必見!

ネタバレ
ネットに流れるどころか、世界中の映画館でかしこまって座った観客の目の前で上映される事になってお気の毒様w

冒頭からイキナリ酔いそうな映像に不安を感じたんだけど、カメラマンが代わった途端に観やすくなって(一応ブレてるけど)一安心。
手ブレ防止とか、アレから技術も進んでるもんねぇ。

それよりバッテリーがよくあれだけ持つなぁと、ケータイは直ぐに切れたのに…って突っ込むのは辞めときましょうかw

走る、走る、人もモンスターも。
このスピード感はJ.J.エイブラムスならでは。
この調子で『LOST』もきちんと7thシーズンまでやって下さい、手を抜かずにw

肝心のモンスターの演出は…あれはゴジラですよねぇ。
それもハリウッド版“マグロ”『GODZILLA』の方ですよ!
あんな巨体をチラ見せなところもなんとなく“マグロ”ゴジラの序盤を彷彿とするし、いや、チラ見せと言う意味では元祖『エイリアン』?
あ、『宇宙戦争』、『アイ・アム・レジェンド』、もしかして『グエムル』?なんてどんどんとモンスターパニック映画のタイトルが出て来る仕掛け。
噛み付かれて病原菌に感染するところやら、モンスターの造形やら、妙にリアルな市街戦の映像も様々なタイトルが(面倒くさいので割愛)。
もうやり尽くされた事をなぞってるだけな訳だけど、そこに『ブレア…』的な映像、設定が合致してて、新しい物を観てる気になるわけで。
加えて監督流のハイスピードな展開、登場人物達の極限の心理状態が観ている側の心拍数をドンドン上げてくれます。

そう、心理描写と言えば、モンスターが現れるまでのダラダラとしたドキュメンタリー風なパーティーのシーン。
あの調子で1本そのまま撮ってくれても面白い映画になってそうな程、しっかり魅力的に撮ってはりました。
おかげで日常から非日常に、異常事態に陥った事での登場人物たちの変化、恐怖やら焦りやら、悲しみ、一時の安堵といった感情がドッと押し寄せてきて、観ている俺もパニック状態にw

この映画で一番成功してるなぁと思った点は、最初にビデオがセントラルパークで発見されたって言ってる事でしょうね。
おかげで、ゴールというか、きっと最後はセントラルパークで悲惨な最後を遂げるんだろうって想像が出切る。
なので、そろそろ終わりそうな雰囲気?なんて、ちょっと安心したくなった時でも、「まだ終わりそうにないよね、まだ何か悪い事が起きそう」と不安が付きまとう訳です。
最終的には助からないって解ってるから、終末に向かう彼らを儚く感じつつ、希望を捨てないで頑張ってる彼らを哀れに思いながら観てしまう。

助けに行った事を愚かに感じてしまうのは罪でしょうか?
犠牲をはらってでも結果を求めて突き進んだ事は。
結果的に彼女は生きていて、一時的にでも助け出す事が出来たのに、それでも愚かに感じてしまうのは…結末を知っているから?
なんて、正直『バーティカル・リミット』では、大勢の犠牲をはらって助けに行ったのを馬鹿馬鹿しく感じて観てたんですが、今回は極限の精神状態で俺ならどうしたろうって本気で葛藤しながら観てました。

兄貴が死んでも何とも感じてないように振舞っていたロブが、母親と電話で話す際に泣いてた辺りも、普通の精神状態じゃないんだと、あの場面でいろんな事を納得してさらに感情移入する切欠に。

モンスターの造形は、基本はバンパイア物のコウモリかな?
小さい方のモンスターは、ハリウッド映画化が期待される『寄生獣』のミギーを先取りというかパクッて先にやっちゃってるけど、良いんかな?w

観終わって尚、ベールに包まれたモンスターの正体。
『エイリアン』のように、続編が作られる事で、どんどん後付の設定で神秘性が無くなるような無粋な事にならないよう期待したいですねぇ。

エンドロールの、日本版ゴジラ+ハリウッドモンスターホラー的な音楽も面白かった。



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6 コメント

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Unknown (ぷくちゃん)
2008-04-06 06:58:47
トラックバックありがとうございました。

>『エイリアン』のように、続編が作られる事で、どんどん後付の設定で神秘性が無くなるような無粋な事にならないよう期待したいですねぇ。

本当に。謎のまま終わるのが面白いですよね。でも続編制作決定らしいです。(爆)
>ぷくちゃんさん (そーれ)
2008-04-06 09:45:36
こちらこそ、ありがとうございます。

>でも続編制作決定らしいです。(爆)
心底残念ですw
こうなっては『ブレア・ウィッチ2』のように、その先のシリーズ化決定までも覆してしまうような大失敗をしないように、良い続編を期待するしかないですねぇ。
『ブレア・ウィッチ0』はどうなったんだろう…。
そういや (kossy)
2008-04-06 19:14:44
エンドクレジットには音楽がいっぱい出てきたんだけど、あれはどこで使われてたのかなぁ・・・30曲くらいあったような・・・
続編は手ぶれしないでほしい~
>kossyさん (そーれ)
2008-04-06 23:11:36
そうそう、曲名がいっぱい出てましたね。
冒頭のパーティーで流れてたのかなー?と思って流してましたw
続編は手ブレしないで欲しいですが、『ブレア・ウィッチ2』みたいに全く別物にはならないで欲しいですねぇ。
ハリウッドらしい (コンドウ)
2008-04-07 23:15:41
LOST好きなので公開と同時に観て来ました。
マユツバものと思ってあまり期待していなかったのでうれしい誤算。
ネタ詰まりのしょうもないハリウッド映画界あって、快心の一発と言える気持ちよさが自分としてはアリでした。
やはりJ・Jは若くてセンスに溢れてますね。
まだまだこれからしばらくは楽しませてくれそうです。
>コンドウさん (そーれ)
2008-04-08 15:09:07
久々に、名実共に「なんだこれは」と思える映画でしたね。
「なんだこれは」のまま、別の映画で驚かして欲しいところでしたけど、また続編と言う名の世界観のコピーが増え続けて有触れたものになってしまいそうで残念です。
『ソウ』のように。
とにかく、『スタートレックXI』が楽しみです。