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スーパー・チューズデー ~正義を売った日~

2012-04-03 | 劇場映画れびゅー
大統領選挙前のキャンペーン映画?
スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』を観てきました。
★★★★

選挙前なので、米国民主党側が共和党を悪く描くキャンペーン映画なのかと思いながら観ていたら、どうもやっぱりそんな風か…?
なんて感じていたのはほんの序盤だけ。

素晴らしい理想に向かって一致団結して選挙に挑む彼ら、チームワークも完璧で信頼関係は強固。
でもある出来事を切欠に、実はみんな腹に一物抱えていた事が明らかになっていく。

意外過ぎる本性を見せられてから、どんどん話が面白くなっていくんですよね。
民主党をアゲるのが目的だと思い込んで分、余計に戸惑わせられ、余計に引き込まれました。

いや、でも掲げてる理想自体は信念なんだろうけれど、人格の問題というか、心の闇の部分と言うか。
上っ面の人間関係と、心をさらけ出した時の描写が素晴らしい。

ネタバレ
スティーブンはきっと完璧が理想の人間で、自分の理想が何をおいても一番重要なんやろね。
完璧を目指す上で必要無いものは切り捨てられるけれど、最悪な事に何か起きた時に自分の失敗は認めないばかりか全力で正当化する一番タチが悪い人間。

インターンは性根は真面目なんだろうけど性に奔放過ぎで上司と次々に寝る。
結果自滅。

モーリスの抱える闇が計り知れなくて恐い。
ジョージ・クルーニーの表情が凄い。

ポールの性格は激しいけど、実は筋が通ってて彼こそ一番マトモな人間だったってのがイイな。



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