我が家にでっかい犬が来た Part Ⅱ

茨城県守谷市近郊にて,ドーベルマン♀+1匹のロシアンブルー(偽)♂と暮らしています。

NEW カテゴリー

2010-09-28 | 全て
お久しぶりです。

新しいカテゴリーを追加して見ようと思い立ちました。


先日、偶然に「老犬介護」のブログを見つけ、興味深く拝見させていただきました。

これらを読むと老犬介護のソフト面はいろいろな用具などもあり、十分とは言えないまでも、
なんらかの手段が数多く見受けられます。また、飼い主さんのものすごい努力により
いろいろと改良が加えられているようです。
(これらの飼い主さんのペットに対する愛情には本当に頭が下がります)


ところが、一方でハード面に関する情報が少ないことにも気が付きました。
手っ取り速く、ネットを利用して検索したのですが、抽象的な表現のものは
あれど、具体的なものに関してはあまり見かけることができませんでした。


もう気が付かれたかと思いますが・・・・


ここでいうハードというのは「家」のことなのです


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翻って我が家。

ひょんなことから、お嬢さんが来て既に4年近くなろうとしています。残念ながら、そう遠くない
未来には老犬になってしまいます。これは仕方がないことです。

また、新たにびーたさんも加わりました。彼の場合、老猫?はもうちょっと先の話でしょうが、
その代わりにお嬢さんには無い3次元移動の離れ業を持っています。

このお二方、今は段差だろうが何だろうが平気で動き回っていますが、その状態もあと僅か数年
しかないのです。



そこで、この私。


一応ね、建築設計を仕事としているので、そういう目でワンコやニャンコにとって
住み易い「人間の家(建築計画)」(犬小屋や猫小屋じゃないですよww)に関して
色々と考えてみようかなと思いました。


・・・とまあ、大それた事を書いてはいますが、正直どれだけ続くかわかりませんし、
ましてや正解はありません。まぁ、お嬢さんとびーたさんを通して、気が向いた時や
思い立った時に書いてみたいと思います。

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ではまず老犬介護のお話を冒頭にしましたので、これに大きく関係しているであろう
「バリアフリー」の事から考えて見たいと思います。

さて、今では当たり前になって来たバリアフリー建築(住宅)

バリアフリーの意味を簡単にまとめますと、

英語の「バリア(障壁・障害)」と「フリー(自由な・開放)」が一緒になった言葉で、
日常生活における障壁を取り除くことを意味しています。

ペットの飼い主目線、かつ逆説的に言いますと、

 ワンコが自由気ままに移動できず、ニャンコが3次元で逃走を試みても不可能で、
 かつ飼い主がそれを追っかけて、ちょっとした段差(障子の下枠とか)に足の小指
 をぶつけ痛い思いをする家はバリアフリーじゃない・・・。
 
と言えますね(笑)



じゃあ、法的にはどのように位置づけられているのでしょうか。


(築年数が浅い)皆さんの自宅を見ていただきますと、階段や湯船に「手摺」がついていると
思います。簡単に言うとあれはバリアフリー対応という事で建築基準法で設置が定められた
ものなんです。



高齢者の方が、階段を上下しやすく手摺を設けたというのが主旨ですね。


また、詳しくは書きませんが、例えば「住宅性能表示制度」という法律があるのですが、
以下の9項目を施主に表示しなくてはならない事になっています。


1.構造の安定に関すること
2.火災時の安全に関すること
3.劣化の軽減に関すること
4.維持管理への配慮に関すること
5.温熱環境に関すること
6.空気環境に関すること
7.光・視環境に関すること
8.音環境に関すること
9.高齢者等への配慮に関すること




これは、下枠の段差を無くして車椅子でも簡単に通過できることを狙った納まりです。


このように様々な法律で縛りを設け、かつ設計者のアイデアを絡めて(ここが重要です)、
高齢者等が住み易い住宅や建築を作る事をバリアフリー(化)と言います。

街中の点字ブロックや誰でもトイレ、エレベーター等もそうですね。



さて、今度はワンコ&ニャンコからバリアフリーを考えてみたいと思います。

いきなりですが、よくよく考えると、身体能力に優れたワンコ&ニャンコには実は
バリアフリーという概念は相応しくないのかもしれません(笑)
逆にそれがあることにより、彼らにとってはそれを突破する事が、ストレス解消の一つに
なる事も十分に考えられますし、人と動物の居場所を明確にする事が可能なのかもしれません。

あるいは・・・住宅で猫用の小さな出入り口を設けているケースがあります。これは一種の
バリアフリーといえるかもしれません。

あるいは・・・バリアフリー化してしまうと、そこらじゅうにワンコ&ニャンコが侵入して
逆効果っていうケースも考えられます。


あーでもない、こーでもないといろいろと考えることができるんですが、


実は我々の常識の中のバリアフリーをペット目線に置き換えると、
その意味は大きく異なっていることが容易に想像できます。



こうしたことから、ワンコやニャンコにとってのバリアフリーという概念を考えるには、
まず第一に

 ●飼い主のライフスタイルがどうなのか

   という事と

 ●ワンコ&ニャンコの一生をその家でどのようにして過ごさせたいのか

をちゃんと考えておかないと妙なことが起きる可能性があるのです。

妙なことの一つとして、それが原因で「事故」につながることが想像できます。
(逃走や自由に動けることによるペット同士の喧嘩や衛生上の問題など)




でも、これだけは言えると思います。


さすがのワンコ&ニャンコも年を取れば動きが鈍くなります。また、人間と同じく
ちょっとした段差などを超えることが難儀になってきます。


ですから、一般論としては、

「バリアフリー化は高齢者並びに老犬・老猫にとって有効である」


と考える事はごく自然な事だと思います。



次回は、この手法に関していろいろと考えてみようかなと思います。

MIX犬

2010-09-14 | 全て
日頃お世話になってる、ジョ●フル●田。

この地方に引っ越してきて、すぐにお嬢さんが我が家に来たのですが、
それ以来、ここのペットコーナーには非常に良くお世話になっております

ここは日用品はもちろんの事、ペット用品の品揃えと値段はそこらへんのペットショップ
より充実しているんです(行ったことがある人はよく判ると思います)。



ところが・・・・ここ1年くらいかな~


よくイベントで、


「MIX犬フェアー」


なるものをちょくちょく開催するようになっています。


これは名前の通り「チワワ×ダックス」とか「トイプー×柴」とか、人為的に異なる犬種を
掛け合わせたものなのです。

「大人気!」とか「とても可愛い」とかいろいろ煽っておりますが、

どうなんだろー。



確かに、可愛いかもしれないけど本当に人気あるのかな?

注意書きには「両親共に健康体」と書いてあるけど、本当に健康なのかな?



個人的にはちょっと違和感があるのです。

仕方なく出来た雑種ならともかく、人為的に交配させたのには抵抗があるんですよね。

もちろん、それで生まれたワンコには何にも関係ないことで、良い家族にめぐり合って
良い犬生を過ごしてくれれば、それはそれで幸せですからね。


一番違和感が感じる理由としては、命あるものを人為的に交配させて、
より売れるような犬に仕立てるという行為が気になるんですよね。



最近感じたことです。





ちなみに…この人は不可抗力な「MIX猫」ですね。





この前ペットショップでロシアンブルーの子猫をじっくり観察したのですが、
ロシアンブルーって体に縞模様があるんですね~。

びーたさんはもう少し顔が細ければ完全なロシアンブルーだったのにね。



おなかのあたりに白い毛があるところが「雑種」の証拠なのでしょう。


お嬢さんは正真正銘の…



ドベさんですね。






閑話休題(一級建築士試験 学科合格発表)

2010-09-07 | 全て
本日9月7日は我々設計を仕事としている人にとっては避ける事(まぁ避けてもいいんだけど)
が出来ない「一級建築士学科試験」の合格発表がありました。


合格された方おめでとうございます!
あと少し、製図頑張ってくださいね。

残念ながら不合格だった方・・・、
粘ればいつかは受かります。心が折れないよう頑張ってくださいね。


この試験、学科受かるだけじゃあ駄目でして、来月行われる「製図試験」をクリアしないと
合格となりません。だから、まともに挑戦するとなるとほぼ一年かかるという耐久レースの要素を
秘めた試験なんですね。

また、数年前大騒ぎとなりました姉歯事件によって試験方法が変わっしまい、受験生の負担が
増えてしまったんです。恐ろしい事です・・・。



この試験、難関とされていますが、その大きな理由として試験範囲が広範囲かつ多岐に渡る上に、


・客観的判断による学科試験

    と

・客観&主観的判断による製図試験

が組み合わさっている事によります。

どういうことかといいますと、学科は「正誤」で客観的に合否がわかるのですが、製図は審査官の主観も
入りますので「絶対合格」という明確な答えはないのです。ですので、不合格だった場合はその理由が
ハッキリせずに、ナカナカ受からない泥沼式にはまり込むパターンが多いそうです。

また案外、バリバリの設計最前線の人達は苦戦するようです。
なぜならば、実際ありえない計画でも試験用の製図と割り切って書かなくてはいけないからです。



とにかく、あきらめずにコツコツと「折れない心」で取り組むしかありません。



お嬢さんも心配しています。






この人はあんまり興味ないでしょう(笑)






受験生の皆さん、頑張ってくださいませ。