こっそり読書指導者?を探していて、ネットで話題の本を探すつもりが、
人気作家の読書遍歴みたいなのを特集したページを見つけました。
「これはピッタリだ!」と喜び、好きな作家さんが読んできた本とか
衝撃を受けた本をメモり、図書館に探しにいったんです。
『バレエダンサー』は、児童文学です。
『バッテリー』を書いた、あさのあつこさんが
バッテリーを思いつく切欠として挙げた本でした。
作者はルーマ・ゴッテンさん。
児童向けなので言葉使いや表現は簡単になってますが、
結構深い内容で、純文学のようでした。
主人公のデューンは、天性の才能を持った少年なんですが、
両親や兄弟には、それが分からなくて、なかなかバレエに
協力してもらえないんです。
家族からのけ者にされて育っていくデューン。
母も父も、一人娘のクリスタルばかり大切にします。
第一巻のハリーポッターみたいな境遇・・・。
人間がガラリと態度を変えるところなんかを見ると、
とっても理不尽で、調子が良いんですよね。
「ああいう人達はハイエナと同じなんだよ」と教えた
ピアノ弾きのオジサンの言葉がずっと離れません。
人間の汚いところも見せつつ、美しいところも沢山ありました。
心ある人達はデューンの才能をすぐに見抜き、力になってくれます。
努力に努力を重ねた人だけが、見ることの出来る高み。
これを見た少年少女達は、現実と理想を同時に感じるんだろうと思います。
しかし、ラストが、あまり良くなかったんです。
なぜか悪者の役回りだったハズの、クリスタルが主人公みたいに
なってしまい、デューンは付足し程度の存在になってしまいます。
まぁ、姉弟ですから、ただの悪者にしたくなかったのかもしれません。
でも、どうせなら、ここまで人生の厳しさを見せたのだから、
姉と弟、子と両親でさえも、分かり合えない時がある。
姉や両親だからと言って、100%信頼できる人間とは限らない。
みたいな鮮烈なテーマで突っ走ってしまっても良かったのでは?
少年少女に、この事実は辛すぎるかしら?
主人公はデューンのままでいって欲しかったなぁ。
というわけで、最後が少し尻つぼみでしたが、
小さい頃から(今でも)バレリーナになりてぇ、と思っている
私には夢のような良い話でした!
人気作家の読書遍歴みたいなのを特集したページを見つけました。
「これはピッタリだ!」と喜び、好きな作家さんが読んできた本とか
衝撃を受けた本をメモり、図書館に探しにいったんです。
『バレエダンサー』は、児童文学です。
『バッテリー』を書いた、あさのあつこさんが
バッテリーを思いつく切欠として挙げた本でした。
作者はルーマ・ゴッテンさん。
児童向けなので言葉使いや表現は簡単になってますが、
結構深い内容で、純文学のようでした。
主人公のデューンは、天性の才能を持った少年なんですが、
両親や兄弟には、それが分からなくて、なかなかバレエに
協力してもらえないんです。
家族からのけ者にされて育っていくデューン。
母も父も、一人娘のクリスタルばかり大切にします。
第一巻のハリーポッターみたいな境遇・・・。
人間がガラリと態度を変えるところなんかを見ると、
とっても理不尽で、調子が良いんですよね。
「ああいう人達はハイエナと同じなんだよ」と教えた
ピアノ弾きのオジサンの言葉がずっと離れません。
人間の汚いところも見せつつ、美しいところも沢山ありました。
心ある人達はデューンの才能をすぐに見抜き、力になってくれます。
努力に努力を重ねた人だけが、見ることの出来る高み。
これを見た少年少女達は、現実と理想を同時に感じるんだろうと思います。
しかし、ラストが、あまり良くなかったんです。
なぜか悪者の役回りだったハズの、クリスタルが主人公みたいに
なってしまい、デューンは付足し程度の存在になってしまいます。
まぁ、姉弟ですから、ただの悪者にしたくなかったのかもしれません。
でも、どうせなら、ここまで人生の厳しさを見せたのだから、
姉と弟、子と両親でさえも、分かり合えない時がある。
姉や両親だからと言って、100%信頼できる人間とは限らない。
みたいな鮮烈なテーマで突っ走ってしまっても良かったのでは?
少年少女に、この事実は辛すぎるかしら?
主人公はデューンのままでいって欲しかったなぁ。
というわけで、最後が少し尻つぼみでしたが、
小さい頃から(今でも)バレリーナになりてぇ、と思っている
私には夢のような良い話でした!