日常のぼやき

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DRAMAtical Murder 紅雀ルート

2018-07-07 | ゲーム
DRAMAtical Murder 紅雀ルート 感想です。


物語の前半は共通ルートの感想参照。

ストーリーは色付き、感想は黒で書きます。

東江のいる金持ち用施設、プラチナジェイルという場所に潜入する蒼葉と紅雀。たどり着いた先で情報収集などしようとした矢先、紅雀は女性二人組に声を掛けられそのまま誘われどこかに行ってしまう。そんなことしてる場合じゃないだろうと怒る蒼葉。
宿泊施設で紅雀と合流するがその後も紅雀は蒼葉に黙ってどこかに出かけてしまう。その行動を不審に思い後をつけるとどこかのクラブに入っていく姿を見かけた。入ろうとするも会員証がないと入れないと言われ、どうしようかと思っていた時知らない男が中に入れてくれた。着物を着てどこか飄々とした雰囲気な男とはすぐに分かれたが、その中で体調不良になり紅雀に連れられ一度外に出る。


ちなみにここの体調不良とはゲロ吐きました。周囲のキャラが「こいつ吐きやがった!」と嫌そうな声をあげていましたが全く本当にその通りですね。まさかBLでゲロ描写を見ることになるとは思いませんでした。飲み物のみながらやってんだから勘弁してくれ。

今何をしているのか、行動が不審である事を正直にぶつけ隠していることがあるなら話してほしいと言うが、言えないと拒絶されてしまう。そのことに深いショックを受ける蒼葉。どうやってクラブに入ったのかと聞かれ、入れてくれた人がいると説明するとそこにはもう近づくなと言い残し紅雀はまたどこかに出かけて行った。

この辺りで紅雀は何か目的が出来て動いている、あとついでに蒼葉が出会った男が関係してるんだろうなというのは会話からわかります。でもその言い方はねえわ、とつっこんでしまった。今は言えない、でも信じてくれって無理だろ。やることができたから東江の対応はちょっと待ってくらい言えばいいのに。
あ、あとゲロの後服を洗っている時に紅雀の背中にヤクザ張りの刺青があることを知ります。それ見て紅雀の事何も知らないなと思うわけですが。


紅雀とは幼馴染で信頼しあっていると思っていた。何でも言い合える、気の許せる関係だと。しかし今それが成り立たずに不信感に陥ってしまう。しかし思い返せば紅雀が幼馴染と言っても彼はもともと本土の人間で、島に暮らしていたのは幼いころの3~4年。それが3年ほど前にふらりと帰ってきた。つまり共に過ごした時間よりも離れていた時間の方が長く、本土で彼は何をしていたのか知らない。紅雀の事を分かっているつもりで実は何も知らないことに気づく。
そんな中、子供の頃の夢を見た。蒼葉は幼いころしゃべるのが得意ではなく、紅雀はゆっくりでいいからと最後まで蒼葉の言葉を聞いてくれていた。いつも自分のペースに合わせてくれていたのは紅雀だったのだと気づき、自分も紅雀を信じて待たなければと決意する。
紅雀を探しに行くが見つからず、店の近くで再びあの着物の男と出会う。人探しをしているのなら手伝うと言われたが断り一度宿泊施設に戻った。そのすぐあと紅雀が戻ってきたが、別人のように怒りに染まった彼は蒼葉に襲い掛かる。蒼葉の声など届いていないようで抵抗してもやめてもらえず、咄嗟に声の力を使って紅雀を止めることに成功した。


襲い掛かる=食われそうになる

あ、そういえばこれBLだった!と思い出した瞬間でした。紅雀は「あいつと何を話した」としか言わず怒りに染まっているわけですけど、まあアイツとやらが例の着物の男だってのはわかります。たぶん恨んでるんだろうなあとは思いますけど、何でそこで襲い掛かる方向になったのかさっぱりでござる。
うん。意味は特に分からんけどいきなりそういう事態に発展するのはBLあるあるだって咎狗で学んだ。
もっとこう、首絞めてくるとかさ?そういうのならまだわかるけども。まあいいですわ、BLだから。

正気に戻った紅雀だったが言い訳も説明もせず黙って出て行ってしまった。何も言ってくれないことにショックを受けた蒼葉は外に出かけあてもなく歩き、結局またあの店の前に来た。そこで再び着物の男に出会い、雨も降っていたので雨宿りついでに温かいものを飲もうと誘われる。迷ったが、今までの紅雀の言動からこの男が紅雀の”何か”に関わっているのではないだろうかと思い、男を探るためにも了承した。男は竜峰と名乗った。

まあ普通は気づきますよね、この男怪しいなって。紅雀も男の特徴聞いてからこの店に近づくなって言ってたので、正確には店じゃなくこの男に近づいてほしくないんだろうなって思います。それにしてもこの声どっかで聞いたな―と思ったらディアッカだ。

男の住む部屋に案内され、彫り師(刺青を掘る人)だと聞かされる。最初は普通に会話をしていたが、蒼葉が普通の人間ではないことを見抜いており会話が妙な方向に行ったところで蒼葉は気を失う。出されたお茶に薬が盛られていた。
目を覚ますと体が動かず、これから刺青を掘ると言われた。竜峰が道具を取りに行っている間に紅雀が駆けつけてくれたが、竜峰と対峙すると怒りをあらわにする。その会話から紅雀に刺青を入れたのは竜峰だということ、紅雀は竜峰を深く恨んでいることを知る。
その場は竜峰に逃げられてしまい、怒りで正気を失いそうになっている紅雀を再び声の力で落ち着かせることができた。場所を移動し、正直に彼との間に何があったのか知りたいと言う蒼葉。紅雀は迷ったが、ここまで巻き込んでしまったならと教えてくれる。
紅雀の実家はヤクザであり、母は組長の愛人だった。正妻に子供がおらず紅雀を跡取りにするつもりで実家に戻され、そこで刺青を入れたのが竜峰だった。しかし刺青を入れることは紅雀は望んでおらず、深く恨んでおりずっと探していた。プラチナジェイルに入って声をかけてきた女性たちに竜峰が掘った刺青をしており探していたという。個人的な事なので巻き込みたくないと話すことができなかったと言われ、改めて本音で話せたことをお互い噛みしめ、ようやく信頼関係が戻った。


竜峰の部屋に行ってからが物語が大きく動きました。紅雀は背中だけでなく顔から腹からほぼ全身に刺青が入っており、顔に入れた刺青は隠すために前髪で顔半分隠れてたんですけどお前そんな理由で鬼太郎みたいな前髪にしてたのかよと思ったのが正直なところ。
しかし刺青入れられたくらいで我を忘れるほど怒るか?というのもちょっと気になります。絶対他にも何かあっただろうなあと思いますが、まあここではまだ語られないですね。

竜峰はオーバルタワーに向かった事を知り東江と繋がっていたのかもしれないとタワーに向かう。そこで竜峰と対峙した紅雀だったが、竜峰の「母親殺しの紅雀」の言葉に怒りが頂点になった。刺青が全身を覆おうように広がり、紅雀の正気を失わせる。竜峰の刺青は特殊な効果があり「怒り」をあらわにすると成長し紅雀の心を蝕んでいくという。最高傑作だと笑い、紅雀に殺される竜峰。
暴走する紅雀を止める為蒼葉はスクラップの力を使う。ミズキの時は適切な答えを示さなかったから救えなかった。今度は助けるために。

紅雀の心の中に入ると古い日本家屋のような場所に出た。黒い何かが溢れ出て蒼葉を追ってくる。屋敷の中をひたすら逃げ周り、たどり着いた一室では何らかの惨劇があったと思われる大量の血が溢れていた。
そこで過去の映像とともに紅雀が竜峰に刺青を掘られている姿を見てここが紅雀の実家であることを知る。
そして心の闇に捕らわれた紅雀と会話をした。刺青が完成する日、いつも以上に痛みが酷く途中で気を失った。目覚めた時は屋敷の者が血まみれで倒れており血の付いた刀を自分が持っていたという。そして被害者の中には母もおり、後に息を引き取った。
竜峰の刺青は心を操ることができ、その影響で紅雀は母を殺してしまった。その後竜峰を探していたが疲れ切って島に戻ってきた。しかし罪は消えず、竜峰を殺した今目的は晴らしたが何かが変わるわけでもない。このまま終わってしまいたいと願う紅雀に蒼葉は彼を勇気づけ、二人で現実世界へと戻った。
生還を喜ぶ二人だったが、蒼葉は紅雀に抱き着き紅雀を優しく包み込む。


ここで選択肢。

紅雀にかけるべき言葉を選ばなければならない。

正解はグッドエンド、間違えばバッドエンドとなります。まずはグッドエンドから。

現実に戻り蒼葉が抱き着いてきたのはこんな自分でも蒼葉に受け入れてもらいたい、という紅雀が見せた心の風景。逃げているだけ、罪は罪、受け入れろと厳しい言葉を投げかけつつも紅雀を自分は信じている事、刺青に心を取られそうになったら自分がいくらでも紅雀がどんな奴か教えてやると、真正面から紅雀を受け入れる蒼葉。その言葉とともに紅雀が捕らわれている過去と思いを「壊す」ことに成功した。


紅雀の過去は結構省きましたけど日本家屋の中で刺青に追われ逃げている時はマジでパソコン壊れたかと思いました。逃げ回るシーンがずーっと同じことの繰り返しだったから「お使いのパソコンは正常です」とつぶやきたくなりました。長いし、くどい、演出が。
罪をおかしている自分を蒼葉に軽蔑されたくないという表れがああいう演出なのだろうとは思うけど、まあこの演出の時点で蒼葉の事好きなんだろうなこいつというのはわかります。
本土での暮らしは辛く、島で蒼葉と過ごした日々がとても大切なものになっていたということらしいので。
まあわかる。

わからなくはない。

若干腑に落ちないけどな。

今度こそ本当に現実に戻った二人。しかし蒼葉はスクラップを使ったことで心のバランスが崩れ始めていた。蒼葉にはもう一人心の中に別人格があり、スクラップはその人格の能力。無理に使ったことで主人格が変わろうとしていることを知り苦しむ。
そんな中タワーが突然崩壊を始める。力の暴走を恐れ逃げないと告げる蒼葉を叱り、一緒に帰るんだと勇気づける紅雀。何とか逃げ切ったところでタワーは崩壊、本土の警察などが入ったことにより東江の研究も暴かれ何とか島は無事が保たれ終わった。


たぶん紅雀ルートは本当に彼の物語中心なので、東江の研究など本質はわからない状態のようです。タワー崩壊の時も謎の青年の気配がしたり、タワー内にいた人はどこからか配信された避難指示により逃げていたので被害者は出なかったという。
咎狗でいうところのケイスケルートってところかな。キャラに焦点が絞られてストーリーの本質は別ルートでねってところですね。たぶんミンクあたりかな。


こっからはまあお約束のエロパートにいくわけですけど。紅雀は改めて自分の気持ちを自覚して蒼葉に告白をするわけで。そこまではいいんです、そういう感じだったからさ。
お前はどう思ってる?という問いに対して蒼葉の答えが「俺も・・・お前の事、好きだと思う」

はあ???


え・・・なんで?
これ真面目にわからんのだけど何で????

紅雀はわかる、そういう感じの描写が何度もあったし紅雀の望む風景とやらが蒼葉とイチャコラする事だったのは描かれていたから。
でもお前はそんな描写一度もなかっただろ。
友達だと思ってたのに溝ができて苦しむのはごく一般的なお友達関係で成立しますけど、別に好きだっからってわけじゃないと思いますけどどうなってんだこいつの思考回路、と本当に混乱した。
こいつ、これ単にその場のノリで勢いにのまれてるだけなんじゃなかろうか。

で、結局そのままコトに及ぶわけで。ああもういいよ好きにしろよと思ってたら真っ最中に紅雀は鼻血ブーしました。ありえねえだろお前・・・曰く、頭に血が上りすぎた、とのこと。長年の想いが叶ったからなのはわかるけど鼻血はねえわ・・・。

後はエンディングです。そのままくっついた二人。蒼葉はタワーが崩れてから髪の感覚がなくなり髪を切って短髪に。もう一人の人格も出てくることがなくなり力を使うことがなくなったのでごく普通の生活を送っているようです。


物語はこんな感じでした。
話としては普通に面白かったです。ただキャラに焦点を当てすぎてスクラップや東江の話が全く出てこなかったのであれー?って感じでしたかね。
幼馴染キャラってのは何の苦労がなくてもくっつきやすいので、話の本筋はいかに二人の関係をこじらせるかにかかっています。妥当と言えば妥当な展開でした。
刺青の設定は結構すっ飛ばして書きましたが、心だけでなく体にも若干の変化があり紅雀は髪が真っ赤になり上半身も筋肉がさらに大きくなっていたようです。上に着ていたものがパーン弾けてましたので。
ラピュタとかそんなので見たことある!状態です。

ちなみにバッドエンドは紅雀の暴走が止まらなくなり、蒼葉はもう一人の蒼葉に人格を交代させられてしまって東江の管理下に入り、紅雀は暴れまくるので幽閉。何故か蒼葉は髪も肌もずーしーほっきー並に真っ白くなってました。わけわからん。
結局東江管理のもと紅雀は2Pカラーの蒼葉のペットみたいな感じで終わりました。いやこれ本当に何で白いんだよ。
グッドエンドの、髪の感覚がなくなったのもそもそも何でそんな感覚があったのかが語られてないのでこれも誰かのルートじゃないとわからんっぽいですね。

つっこみどころはいろいろあったけど、ストーリーとしては普通に面白かったです。物足りない部分も多いので全ルートやって保管しないとだめですね。

次はノイズルートです。


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