血界戦線 ４話 ＢＬＯＯＤ ＬＩＮＥ ＦＥＶＥＲ

血界戦線　４話　ＢＬＯＯＤ　ＬＩＮＥ　ＦＥＶＥＲ


ライブラのメンバーと関係者が集まりパーティを開いていた。レオに最近町にも仕事にも慣れたか、という会話をしていたところレオが赤いオーラを纏った者を見たと呟いた事からパーティは中止。
一体何事かと驚くレオに皆は説明する。赤いオーラを持つのは吸血鬼だと。吸血鬼対策の専門家が呼ばれることとなった。
クラウスの師匠にあたるヴァンパイアハンター、エイブラムスと協力し吸血鬼を調査する事となったライブラ。彼が持ってきたのは吸血鬼の名前が載っている紙を握った吸血鬼の手。吸血鬼は名を呼ばれる事を嫌い、それこそが弱点だという。
レオは吸血鬼の名を見ることができるとわかり、異界に直接行って「エルダーズ１３」と呼ばれる１３人の上位吸血鬼たちの名を調べる作戦になる。
しかしレオが異界の底を見た結果、吸血鬼は１３人どころではなく埋め尽くすほど大量に存在することが分かった。
その時緊急の連絡が入り、地下鉄にエルダー級の吸血鬼と警察が交戦しているとの事。地上に残っていたスティーブンとＫ．Ｋが先行する。しかしエルダー級となると再生に１秒とかからず圧倒的な強さで二人の力を持ってしても歯が立たない。
しかし目的は時間稼ぎ、レオの能力で名を知ったクラウスによる「密封」により吸血鬼を封印した。



感想

●原作と違（ｒｙ
いや、わかってる。アニメはアニメでいいところがあるということは。
しかし今回・・・なんだろう、面白いはずなのにストレス溜まる・・・
ウザイのはわかってるけど原作との違いはこんな感じ。

・トーニオの話が丸々カット
吸血鬼の女と一緒にいた男はトーニオといって、彼の話が丸々１話あったのだがすべてカットとは・・・。転化の説明もなしだね。吸血鬼は伝説どおり人をバケモノにすることができ、それを転化と言ってそれが初めて出た話だったんだけど。
トーニオはマフィアの一員で、当事彼のいたマフィアは追い込まれていた。ボスはトーニオを吸血鬼に生贄に捧げ協力を仰ごうとしたが、吸血鬼はそんなくだらない連中よりもトーニオに興味を持ちボスたちを皆殺し、トーニオだけを助ける。
トーニオも自分を捨てたボスたちに未練はなく吸血鬼と協力する事を承諾、二人で大暴れしていたところにスティーブンたちが駆けつけた・・・という流れだったんだけどね。
最後も出番減らされてちょっとしゃべって一発でぐちゃってなったな。いや、そんなもんだったけど「口の端に血つけて何かっこつけてんの」っていうやり取りもなくなっちゃったなあ・・・

・豪運のエイブラムス
説明３行くらいで終わったので補足。世界有数のヴァンパイアハンターである彼は当然吸血鬼から恨まれまくり。人間よりもはるかに長けた知識、術を持つバケモノたちにこれでもかというくらい呪いをかけれており、普通なら国家が滅亡するレベルの災いが起こるのだが・・・持ち前の運の良さ、バケモノの呪いをしのげるくらいのバケモノ級の運の良さにより本人は無傷という。
ただし、本人が無傷なだけでその呪いの余波が回りに振りまかれ彼の周囲は常に事故災害が起こり続けるため周囲は近づきたがらないという・・・。ついでに言うと、その事に本人は気づいていません。
異界に行ったのがこの人含めクラウスとザップだけだったのは、他のメンバーが一斉に逃げたからです。

・レオの目が暴走
いや、これ何もエルダーの名前見たからじゃなくておっさんの呪いの影響でガラクタが目に直撃したせいだったはずなんだけど・・・

・オーラもカットってか
レオが地下鉄で赤いオーラを纏った者を見たシーンはちょっと期待してたのに。どんな凄い光景を見せてくれるんだろうかと・・・カットか、そうですか
異界の底で赤いオーラが溢れているシーンもイメージしてたのと違うなあ。もっと一面、海のように真っ赤かと思ったらなんか数えられそうじゃなかった？しかもオーラじゃなくてなんでギアスみたいな形作ってんだ、おかしいだろ

・吸血鬼の反応が淡白すぎやしませんか
自分の知られないはずの名前を知られたのに「名前・・・？」だけかい。原作は「何でその名前を・・・！？」と驚愕してたんだけどな


この話見て血界戦線って面白いなと思った話だっただけに、原作知ってる組としてはかなりガッカリな内容だった。原作知らない人はそれなりに楽しめたんでしょうけど。
あとオリキャラの話も少しずつ進んでますね。なんだろう、フェムトが自らを堕落王と言うのはいいけど少年が絶望王と言うと完全に厨二こじらせてるようにしか見えない。フェムトはほら、いいんだよアレが彼の持ち味だから。
ＯＰにもＥＤにもフェムト出てきてるけど、もしかしてアニメは血界の眷属との話よりも１３王の話をやるのかな？
ちなみにフェムトも「王」を名乗っているようにあの世界には１３人王の名のつく者がいて、人間なのか異界のものなのか血界の血族なのかもわかっていません。わかってるのは人間離れした存在だってことくらいかな。そっちにスポットを当ててきたか。
そういや駅に降りるスティーブンたちに「そんな軽装で！？」って声かけてたのって警部補ですよね。原作にちょいちょい出てきてるキャラですけど、声たっけえなあ、イメージと違うわ。

あとスマン、すっごい今さらなんだけど、ホワイトは結局幽霊じゃなくて入院してる女の子って事でいいんだろうか。写真には写るから血界の血族とかじゃなさそうだけど・・・絶望王と知り合い（双子？？）みたいだからこの子も普通じゃないのかもしれないけどどうかな。
ホワイトの言う兄貴って絶望王でいいのかな、青コート着てるやつがまだ出てきてないけど。

原作との間違い探しをしたいわけではないので、アニメはアニメで楽しみたいのでもう「ここが違う」みたな事は書かないようにしますけど、今回だけは書きたかったんだよ・・・何故なら丸々カットされたトーニオの話が結構好きだったんですよ。
チャラ男に見えて結構鋭く、そして状況に素早く順応する持ち前の図太さが結構好きだった。ラスト潰された後ゆーっくりと再生しながらちくしょーマスターをどこにやったと言ってる姿で面白いなコイツと思ったのになあ・・・


原作は最初ごちゃごちゃしていて、それでいて説明があまりないので結構分かりづらいです。だからアニメで解説入れてくれると結構わかりやすいんだけど・・・
なんだろうな。分かりづらい原作をアニメは違う路線で分かりづらくしてる感じで凄くモヤモヤします。
来週はアリギュラとハマーたちの話ねえ・・・これは結構わかりやすい話だから期待していいかな。