
医療職でありながらなかなか世間に注目されない「薬剤師」を元気にしようと小説を書いたり、記事をけいさいしていただいたり、このブログを続けて情報を発信して薬剤師のメジャー化を訴え、目指している私です。
そんな私の薬剤師をメジャーにする目的の一つに、最近、薬科大学の学生募集の定員割れ問題が絡んできました。
それは、薬科大学を(薬剤師を)目指す中学、高校生が減っているのに、規制緩和で薬科大学が増えたという事情があります。
いままでは化学系が得意な女子の目指す医療系大学で人気の薬学部が6年制になったことで、女性としては卒業してすぐに結婚適齢期にかかるため、その人気は落ち込んだ。
6年も通っては、その後、すぐに結婚して家庭に入っても勿体ないし、どうせ6年いくのであれば、医学部のほうがいい、という考え方もあり、それまで女子に人気だった薬学部に「女性の薬学部離れ」がおこり、それまで女子の入学を見込んでいた薬科大学は大きな誤算を起こした。
そこに、世間の「薬剤師というものへの認識の低さ」が加わり。男子は薬剤師という仕事がイメージできないし、それまで女子の行くところだという認識もあるだろうから、とうぜん人気は低く、目指す人間も少ない。
まして、6年間もいくなんて、よほど薬剤師になりたい分けでもない限り、普通は抵抗ある。
そうした受験生サイドの状況下に反して全国で薬学部を増設したものだから、中に入れる者が減っているのにその器だけが大きくなった状態となり、大きく定員割れを起こした。
「受ければ受かる」
状態に。
これでは薬学部のレベルは下がり、同時に薬剤師のレベルが下がる、という懸念からか、進級や国家試験のレベルは変わらずにしたため、留年や中途退学が増え、中途半端に薬学をかじった者や進級できないのが当たり前の変な粗悪な風習が芽生えた。
この状況下では、薬剤師の将来は暗い。
おそらく、薬学生もそのことは肌で感じているのではなかろうか。
しかも、大学では調剤薬局などの現場での実習を重視しているようだが、実際の大学の講師陣の実務経験は乏しいだろうから、そのあたりも学生は感じているだろうけど「進級、試験」で頭を封じ込められては、何も言えない。
状況は悪い。
非常に悪い。
これでは薬剤師の将来は無い。
ここまで発展した薬剤師がこれから発展するのか終息するのかの過渡期であり、それに気づいている薬剤師、薬科大学は一体、何校あるのか?
各薬剤師会もその危機に気づいているのだろうか?
本気でヤバいのである。
そこで、私個人の出来ることを模索すると、いまの中学生、高校生に「薬剤師の仕事」というものを知って頂き、薬剤師に憧れと希望を持って薬科大学を目指してもらう様、働きかけることである。
そして、世間に、薬大生に薬剤師の仕事をもっと理解して頂き、その存在意義を認識して頂くことである。
この2点に重点を置き、薬科大学、薬剤師の発展を目指して奮闘しています。
おかげさまで、私のこの姿勢に賛同して頂いた出版社様、新聞社様、等からはそのことをお取り上げ頂き、記事などを掲載して頂きました。
薬科大学、薬剤師会とは関係の無い外の人間の私でも、ここまで努力しております。
ですからどうか、全国の薬剤師の皆さん、薬科大学の皆さん、もう少し真剣にこの問題に取り組んで一緒に努力していきませんか。
自分たちのことばかりではなく、これからの人間のことを真剣に考える、という行為は、薬剤師に限らず、いまの日本の国民に必要な意識なのではないでしょうか

私の関連:
・日本薬学会の会報誌「ファルマシア」の2011に『調剤薬局「ひなた」』2010に「薬剤師の患者学」と調剤薬局アラカルト」の書評掲載されました
・東京新聞(千葉版 2010、11、12)本の紹介に掲載されました。
・「薬局新聞」2月2日号「ケースエクスプローラー」12面に取り上げられました
・WEBマガジン「ファーマシストマガジン」1,2月号特集書いてます
・千葉「成田エリア新聞」1月28日号「ピープル」に載りました
・薬学生、薬剤師の情報誌「MIL」5月号に載りました
・文芸社(メディアに紹介された本)
http://www.bungeisha.co.jp/bookinfo/pickup/index.jsp?refresh=1&Title=978-4-286-09728-2
そんな私の薬剤師をメジャーにする目的の一つに、最近、薬科大学の学生募集の定員割れ問題が絡んできました。
それは、薬科大学を(薬剤師を)目指す中学、高校生が減っているのに、規制緩和で薬科大学が増えたという事情があります。
いままでは化学系が得意な女子の目指す医療系大学で人気の薬学部が6年制になったことで、女性としては卒業してすぐに結婚適齢期にかかるため、その人気は落ち込んだ。
6年も通っては、その後、すぐに結婚して家庭に入っても勿体ないし、どうせ6年いくのであれば、医学部のほうがいい、という考え方もあり、それまで女子に人気だった薬学部に「女性の薬学部離れ」がおこり、それまで女子の入学を見込んでいた薬科大学は大きな誤算を起こした。
そこに、世間の「薬剤師というものへの認識の低さ」が加わり。男子は薬剤師という仕事がイメージできないし、それまで女子の行くところだという認識もあるだろうから、とうぜん人気は低く、目指す人間も少ない。
まして、6年間もいくなんて、よほど薬剤師になりたい分けでもない限り、普通は抵抗ある。
そうした受験生サイドの状況下に反して全国で薬学部を増設したものだから、中に入れる者が減っているのにその器だけが大きくなった状態となり、大きく定員割れを起こした。
「受ければ受かる」
状態に。
これでは薬学部のレベルは下がり、同時に薬剤師のレベルが下がる、という懸念からか、進級や国家試験のレベルは変わらずにしたため、留年や中途退学が増え、中途半端に薬学をかじった者や進級できないのが当たり前の変な粗悪な風習が芽生えた。
この状況下では、薬剤師の将来は暗い。
おそらく、薬学生もそのことは肌で感じているのではなかろうか。
しかも、大学では調剤薬局などの現場での実習を重視しているようだが、実際の大学の講師陣の実務経験は乏しいだろうから、そのあたりも学生は感じているだろうけど「進級、試験」で頭を封じ込められては、何も言えない。
状況は悪い。
非常に悪い。
これでは薬剤師の将来は無い。
ここまで発展した薬剤師がこれから発展するのか終息するのかの過渡期であり、それに気づいている薬剤師、薬科大学は一体、何校あるのか?
各薬剤師会もその危機に気づいているのだろうか?
本気でヤバいのである。
そこで、私個人の出来ることを模索すると、いまの中学生、高校生に「薬剤師の仕事」というものを知って頂き、薬剤師に憧れと希望を持って薬科大学を目指してもらう様、働きかけることである。
そして、世間に、薬大生に薬剤師の仕事をもっと理解して頂き、その存在意義を認識して頂くことである。
この2点に重点を置き、薬科大学、薬剤師の発展を目指して奮闘しています。
おかげさまで、私のこの姿勢に賛同して頂いた出版社様、新聞社様、等からはそのことをお取り上げ頂き、記事などを掲載して頂きました。
薬科大学、薬剤師会とは関係の無い外の人間の私でも、ここまで努力しております。
ですからどうか、全国の薬剤師の皆さん、薬科大学の皆さん、もう少し真剣にこの問題に取り組んで一緒に努力していきませんか。
自分たちのことばかりではなく、これからの人間のことを真剣に考える、という行為は、薬剤師に限らず、いまの日本の国民に必要な意識なのではないでしょうか

私の関連:
・日本薬学会の会報誌「ファルマシア」の2011に『調剤薬局「ひなた」』2010に「薬剤師の患者学」と調剤薬局アラカルト」の書評掲載されました
・東京新聞(千葉版 2010、11、12)本の紹介に掲載されました。
・「薬局新聞」2月2日号「ケースエクスプローラー」12面に取り上げられました
・WEBマガジン「ファーマシストマガジン」1,2月号特集書いてます
・千葉「成田エリア新聞」1月28日号「ピープル」に載りました
・薬学生、薬剤師の情報誌「MIL」5月号に載りました
・文芸社(メディアに紹介された本)
http://www.bungeisha.co.jp/bookinfo/pickup/index.jsp?refresh=1&Title=978-4-286-09728-2

一生懸命学んでいい薬剤師になって欲しいですが、見物気分とか患者様をモルモットみたいに練習台にする学生をみると腹が立ちます。
一方で真面目で前向きな薬剤師さんや薬学生のココヤクメンバーが増えて来ました。ブログでrakutoさんの本を何回か紹介させていただきました。同じ考えの方に出会えてよかったです。薬剤師ってプライドの固まりみたいなコワイ方ばかりみたいな気がして…。
お互い身体に気をつけてがんばりましょうね。
私からすると学生は未知の中に危険と希望を隣り合わせとする存在です。
私の師である医療倫理学の教授は
「専門職に入る前の柔軟な考えの学生のうちに基礎的な精神を覚えて貰わないとならない」
と言っています。
現場に出て、鼻先が上を向いてしまっては、そこから基礎を学び直すことが難しいもの。
学生には、そうなる前に基礎的な医療精神を学んで欲しいものです。
技術的なこと、知識的なことはあとでどうにでもなりますので・・・