後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

仕事に終わりというものはない

2016年11月07日 | Weblog

さてこのギロチンのような道具
コーナンで探し求めたが小ぶりなもので8千円強
地主所有のものの錆を落とし、磨きをかけて使った
このモノの名は「オシギリ」である
漢字で書けば「押切」だろう
刃が天に向かって聳えている

昔はど農家にもあった道具だ
不思議おじさんの故郷にもピカピカの押切があった
安全のためにカバーが付いていた
馬、牛の餌となる草や藁を切る時に使う

不思議おじさんが中学生になったとき耕運機時代に入った
可愛い牛のマーコは家を去り、代わりに山羊をもらった
世話係は不思議おじさん
春から秋は、毎日草を刈って与える
その草はニワトリにも糠を混ぜてやる

学校に行く前、草を刈って餌をやって乳を搾る
そのころ始まったNHK飲む朝ドラ「娘と私」も観なければならない
忙しいのである
草を切るとき、左の中指を草と一緒に切ってしまった
一瞬 力を緩めた
中指の爪は完全に真ん中で切れていた
しかし 骨までは届かなかった

指など簡単にすぱっと切る能力のある道具である
こんな道具が無ければ 農作業は捗らない


新しく借りた畑地 今の畑地の2畝隣
いつも愛くるしくて優しい笑顔のN婆ちゃんが借りている
しかしほとんど耕していないので荒地状態
お願いしたところ、快く2畝分を譲っていただけた
長さ18m×幅4mくらいだろうか

雑草除けにビニールシートが使用されていたようだが
それが二重に土に埋められている
そのまま耕運機をかけると巻き込んでしまう
腰への負担を覚悟で備中で掘り起こしながら除去している
除去したり量は45リットル入りのごみ袋2杯分


これは右隣の田んぼである
刈り取りを終わって水抜きの畝が立てられていた
その上から耕運機を2度掛け、土を細かく砕いた
これも長さは約20m×2本
実は、必要なだけ使って好いといわれている
地主は、この地域の自治会長のTさん
地域センター民謡の会のメンバー
ひょんなことから知り合ったわけだ


因みに、単に田を掘り起こして畝を立てただけでは畑にならない
稲の株か多く、また土の塊が固くて大きい
畑にするには手間が必要だ

ということでこの秋から4本の畝が増えた
増やさなければならなかった理由は2つある
一つは連作障害対策である
トマト、ナスは家の庭で作っている
連作障害回避のためには新たな土地が必要である
小芋は大好きなのだが4年間のサイクルを組む必要がある

耕作面積拡大を支えているのは第一に耕運機の存在だが
畑での労働時間の増大も大きい
このところ昼ご飯はほとんど食べていない
畑に行くと、昼ご飯を食べるのが面倒くさいのである


大根の間引き菜
あちこちにお持ちした
完全無農薬、有機質堆肥栽培
こんな嬉しいご褒美があるからやめられない

昨日の日曜日は梅田で終日過したが
今日は朝から玉ねぎの苗の買い出し
お多福豆やえんどう豆の鳥害対策のネット張り
玉ねぎの苗の植え付け

気が付けばもう夕方5時を回ってうす暗い
それでもまだ玉ねぎの作付は終わっていない

明日も予約している赤玉ねぎの苗を受け取り
雨が降る前に割く付けを終えねばならない

畑に行けば
仕事は何やかやと尽きることは無い





最新の画像もっと見る

コメントを投稿