今年に入ってから3台目のお預かりPC。
とにかく動作が遅い!なんとかしてほしいと・・・。
2007年春モデルのNEC一体機。
スリムでコンパクトな筐体に17インチのモニタと、その横にスピーカ内蔵で
キーボードは本体下部に収納可能な、いかにもお洒落なリビングに似合う
とても洗練されたモデル。
なんと、当時20万円オーバーとか@@;
・・・が、遅い・・・と・・・。
お預かりして現状の確認オバ。
起動・・・遅い・。・;
何をするにも、んんんんんーっと考えてから表示。
新規にウィンドを立ち上げても、真っ白なままで、なかなか中身が出ないw
こりゃ、ホントに遅いやw
スペックを見ると
OS:Windows Vista 32bit SP2
CPU:Intel Celeron(R) M420 1.6GHz
メモリ:PC5300 1GB(512MBx2)
チップセット:ATI Radeon(TM) Xpress 1250/IXP460
グラフィック: ATI Radeon(TM) Xpress 1250に内蔵
どーやら標準的なノートPCスペックのようです。
この子にVistaはちょっと荷が重いような。
Vistaのエクスペリエンスインデックスのサブスコアで、一番低い数字が
残念ながらCPUの3.4と出まして。
重~いVistaを動かすには厳しいようで。
まずはCPUに手を入れることにしましたぁ。
候補に挙がったのは、同モデルの上位機種であるPC-VS790HGに
搭載されているモバイル用Core2DuoシリーズのT5500。
これなら問題なく載りそうです。
でもでも、それじゃちょっとツマンナイと思ってしまうのがRaQクォリティー。
T5500の上位にT5600があります。
これってTDPがT5500と同じで高クロック!
(T5500⇒1.66GHzがT5600⇒1.83GHz)
同じTDP34Wなら高クロックがいいんじゃね?
ってわけで、今回はT5600にしました。
メモリも512MBx2の1GBだと、Vistaにはキツキツになるので
1GBx2で2GBにすることに。
持ち主に状況を説明して、交換部品の仕様と価格を連絡。
快諾してもらい即発注。
CPUは新品入手不可なんで、ヤフオクで送料入れて6000円くらいで入手。
ちなみに、このCPUって発売当初は35000円くらいする高級品w
では、本体の解体(ォィ!)いや分解に移りましょうw
本体背面の両サイドにネジが2か所あります。
ネジをクルクル外して天板を後方にスライドします。
見ずらいケド、こんな感じ。
簡単にパカッと開いて、内部とご対面。
左からDVDマルチドライブ、HDD、基盤と、綺麗に並んでます。
なんだか、どれも簡単に交換できる仕組みで拍子抜けw
特にメモリもCPUも天板外すだけで交換できるなんてステキ!
右から見て奥左にメモリ、手前右がCPUになってます。
CPUクーラーがグラボ用チックになってて面白い。
でも、ファンの部分が筒抜けになってて、真下のヒートシンクにあるチップセットを
冷却しながら、余った?風を手前のCPU部分ヒートシンクにも流して外排気冷却する構造。
ちょっと冷却性能は不安・・・。
CPU交換前にBIOSのアップを実行。
422A0600から422A1100へアップ。
一応ね、付けて認識しないと二度手間で泣けてくるもんw
んで、ちょっと驚いたのが、今時の既製品パソコンもWindows上からBIOSアップが出来ること。
こんな具合です。
パーツ交換を済ませて動作チェックへ。
もちろん問題なく起動したんでOCCTで負荷テストを。
デフォルト設定で1時間のテストを完走。
テスト中の最高温度は80℃だけど、概ね75℃前後で安定してた。
2回やったんだけど1回目に天板外してたら10℃は低かったよ。
安定動作は確認できたんで、軽くベンチスコアの確認。
CrystalMarkで交換前後を比較しますね。
左が前で、右が後(見ればわかるって!w)総合スコアで2.14倍だぁ~!
最後に一応エクスペリエンスインデックスも実行。
CPUのサブスコアは3.4から4.8に大幅アップ。
かな~り快適になりました。(むしろ普通になったと言うか・・・w)
ついでに250GBだったHDDも、丸焼きで今お買い時の2TBに大増量化。
総額でおよそ2万円で、かなりイイ感じになりました!
これでBDドライブと地デジチューナでも付ければ
しばらく楽しめそうなPCになるね~♪