懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

遺志を継ぐ者 【翁長沖縄県知事、逝去】

2018-08-09 02:49:13 | Weblog
ごく私的には、ちょうど、たまたまバレエ『スパルタクス』の画像とか、昔のTV放送のビデオを見ていた。

つい、この間も、名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立て承認について、「公益に適合しない」などの理由で撤回すると宣言し、新たな闘いの道を示していた、気骨の人、翁長知事。

すい臓がんはがんの中でも重いと聞くが、最近のTVに映った姿でも、最後まで、その気概は揺らぐことなく、病の中にも、不滅の意思が見て取れた。

よく存じ上げないが、おそらく、まだ、闘いの真っ最中の思いであった、はず。

戦い半ばにして、無念の、戦死、のような、そんな印象を受けた。

バレエ『スパルタクス』では、スパルタクスはローマ帝国の圧政からの解放を目指して、戦い半ばにして、無念の死、非業の死を遂げるが、その終幕は、残った仲間たちと妻が、スパルタクスの尊い志を受け継ぐ、自由を求める闘いは続いていくと言う様な暗示で終わっていた。

今回ばかりは、翁長氏の生前の偉業を称え、お悔やみを言って終わる、というわけにもいかない。まだ、何も終わっていない。

あれほど頑張った翁長氏の、戦い半ばにして倒れた姿を見ると、『スパルタクス』の終幕のように、残された者が、戦いを継承すること、新基地を認めないという、翁長知事の意思を継承することが、弔いになるような、そんな気がした訃報だった。

もう一点、翁長氏と言えば、60過ぎてもかっこいい見かけなのが、いつも不思議に思える人でもあった。

これからは、あの世から、後を継ぐ者たちの闘いを見守ってゆかれるだろうか。

しばし、ゆっくり休んでいただきたい気もした。

保守の鑑、気骨の人、翁長沖縄県知事に。

合掌。

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