の~んびり タイランド 2

タイの風景、行事や趣味の陶磁器を写真を中心に気ままに紹介しています。

天空の寺院・ポウパー山詣で

2014年11月13日 | ミャンマー
■パガン遺跡の東南50kmに標高1518mの死火山、ポウパー山があり、山の中腹には屹立した寄生火山タウン・カラがあって精霊信仰のナット神を祀る大本山が建っています。

ポウパー山への道路沿いに何軒かの砂糖工房があります。オウギヤシの花芽(正しくは花序と呼ぶそうです)の先端をちょん切っておくと樹液が溢れ出ます。土器壺で先端からあふれる樹液を集め、煮詰めて水分を飛ばすとヤシ砂糖になり、樹液を発酵させるとヤシ酒となります。

街道は水掛けの真っ最中です。






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砂糖工房に到着です。
工房の前では、子供たちが集まってきて水掛けに熱中しています。せっかくの機会ですから子供たちと一緒に水掛け祭りに参加です。
周辺には水の流れている川や井戸も見当たらない乾燥地帯ですが、大事な水掛け祭りでふんだんに水が消費されていきます。






表通りから見ても、一帯には民家が見当たりません。どこからたくさんの子供達が集まってきたのでしょうか。



























子供たちの後ろに見えるオウギヤシの葉で葺いた小屋でヤシ砂糖、ヤシ酒を作っています。











小さな子供も籠で運びます。

路肩の轍は牛車道のようです。
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■ゴマ油搾り
牛が臼の周りを回りゴマを潰して油を搾ります。





ゴマの枝です。

ゴマの実を取り出しました。
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■オウギヤシの砂糖
オウギヤシが畑に沿って規則正しく植えられています。

左の束ねられているのがオウギヤシの花序です。

樹高はかなり高くなります。

腰に土器壺をぶら下げて、オウギヤシの幹にくくりつけた梯子を登って行きます。花序から滴下した樹液を受ける壺の交換です。





樹液のたまった壺を外します。梯子に右足を絡めて両手で作業を行います。勿論命綱はありません。



花序の先端を切りなおします。新しい壺で樹液を受けます。



樹液を煮詰めて砂糖を作っています。

こちらはヤシ酒の蒸留中です。瓶に蒸留されたヤシ酒が溜まって行きます。

緑色の壺は出来上がったごま油です。その右はヤシ砂糖です。

少女は煮詰めたヤシ砂糖を成形中です。

少女はオウギヤシの葉で作った飾り物を売っていました。
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結局、砂糖工房では水掛けに時間を費やして出発です。
写真は道路が低くなっていますが、雨季には川底となります。道路左右の砂は、雨季に流れて積もった砂を揚げたもので、ここまで何カ所かありました。
乾季は水がなく走行可能ですが、雨季には川底になって道路が寸断されそうです。だだ、年間降雨量600ミリというバガン地域では、通行に支障がないのかもしれません。

ポウパー山が近くなってきました。
道端で女性が売っているのは花輪です。ナット神への捧げものでしょうか・・・。


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ポウパー山中腹にあるレストラン「ポウパー・マウンテン・リゾート」で精霊の山を見ながら昼食です。









いちごです。実はまだできていません。

見ザル、聞かザル、言わザルはいません。



天空の寺院です。標高は730m、約700段の階段を登って行くそうです。



山頂は仏塔が林立する仏教寺院のようです。

多肉植物の花です。

赤い色のプルメリア・ルブラです。





テーブルの上にも花があります。道端で売っていた花飾り同じ花のようです。花の甘い香りが漂います。











デザートに実に小粒なイチゴが一個だけ添えられています。





ミャンマー製の乗用車です。
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食後、中腹にあるポウパー山公園に寄ります。







自然公園で運が良ければ鹿などの野生動物が現われるそうです。

今日は野生動物の代わりに人が現われました。麓の道端で売っていた花飾りをしています。





水掛け祭りで様々な化粧をして楽しんでいるようです。








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さぁ下山です。大勢の人を乗せた車が来ました。無事山道を登って行けるのでしょうか。





ここにも川底の道路です。



橋工事と言う説明でしたが、どうみても川底にコンクリートを敷いているようです。


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