の~んびり タイランド 2

タイの風景、行事や趣味の陶磁器を写真を中心に気ままに紹介しています。

イサーンへ旅する(コーン・ケン)

2015年03月18日 | コーン・ケン

3月15日付の「ロイター」のニュースで『スペインの「世界一怖い遊歩道」、改修を経て14年ぶり開通へ』という記事がありました。スペイン南部のマラガ近郊の峡谷にある「エル・カミニート・デル・レイ」(王の小道)は1901年から05年に建築された3kmの歩道で、岩壁の地上100mの位置にあります。
写真は改修前です。横に走る筋が遊歩道で、一部が崩落しています。

写真を見て「桟道」という言葉が浮かび、中国の「蜀の桟道」をネット検索すると、蜀の桟道よりすごい「崋山長空桟道」に行き当たりました。写真を見ただけで体が委縮してしまいました。
蜀の桟道も宝鶏から漢中まで235kmといいますから、写真を見ただけで背筋が寒くなる場所もあるのでしょうが、崋山長空桟道は高度1000mの位置に板3枚を並べた桟道で、桟道を渡った所に道教の祠があるそうです。だから、この桟道は一方通行ではなく、体をすり合わせての往来になります。
相当誇張されているのでしょうが、年間100名以上が転落死するそうです。いくら中国とはいえ転落事故が多発すれば立ち入り禁止になると思いますが。
ちなみに、スペインの遊歩道は5名の死亡事故で2001年に閉鎖されたようです。


さて、冒頭の写真はタイの桟道です。イサーンの最東北県ブンカーンの「プー・トーク」の断崖に造られています。今回はプー・トークを巡る旅を紹介します。

プー・トークまではバンコクから825kmの走行で到着しましたが、まずは往路からです。

午前8時、まずはガソリン・スタンドに併設されているコーヒー・ショップでアイス・コーヒーを購入です。
椅子に腰かけている恐竜坊やはガソリン・スタンド「PTT]のマスコット人形です。

バンコクから北へ抜ける高速道路、通称「ラムイントラ線」です。平日の朝夕は大渋滞をする通勤道路ですが、日曜の朝は走行車もまばらです。

午前9時15分トイレ休憩です。



ピーナッツを買います。タイのピーナッツは殻の中に4、5個豆が詰まっており、塩水で湯掻いています。一袋20バーツです。

「サイ・マイ」と呼ぶ砂糖菓子です。

タイ産ブドウのジュースです。5本が100バーツ。糖分が少ないようです。



こちらはゆで卵ではなく焼き卵です。生卵を串刺しにして焼きます。
一串、20バーツです。



国道一号線を北上すると、建設中の大仏があります。国道沿いにあって、通るたびに気になっていたのですが、今回は寄ってみました。

大きな庭石がごろごろしています。







光背の所で3名が作業中です。作業者の大きさから仏像の巨大さが類推できます。

午前10時、国道2号線をコラート台地へ登って行きます。連休は言うに及ばず、土曜日でも大渋滞する登坂路ですが、出発が日曜日のため通行量も少なく快適走行です。



正午になりました。食事休憩です。タイの建築法は商店、工場等は敷地面積でトイレの数を規制しています。工場などは敷地も広く膨大な数のトイレを設置しなければならず、建築申請時はトイレを後日建設ということで認可を受けます。現実に即していない法律ですが、ガソリンスタンド等はこの法律のおかげでたくさんのトイレが設置されており、日本のサービスエリアのような機能を果たしています。
ここでは衣料品を商っています。

タイでは人気の高い歌手「カラバオ」です。何故か日本語です。

駐車中の車のダッシュボードに僧侶の像が鎮座しています。交通安全のお守りです。

昼食です。



敷地の隅にヤンマーのトラクターが展示されていますが、呼称は「クボタ」です。クボタのタイ進出は早くて知名度が高く、一般にトラクターを「クボタ」と呼びます。日本で言えば、紙おむつが「パンパース」であったり、古いところでは「ウォークマン」のようなものです。

トラクター横の地面にたくさんの花が落ちています。

糸を束ねた房のような花ですが、早朝に落花するようです。
前日、チャンタブリーの海岸で結婚式があり、行く途中の午前6時30分頃にラヨーンのガソリン・スタンドに寄りました。そこに、この花より一回り大きな同形状の花があり、盛んに落下していたのです。清掃の女性が掃いているのですが、すぐに降り積もるという状態でした。
誰に聞いても花の名前を知りませんでした。

木には蕾はありますが、花は一つもありません。全て落花しています。

柿のような実が付いています。



「チュワン・チョム」です。一年中花を咲かせ、切りつめても芽を出し、切った枝をそのまま挿しておいても発根する丈夫な花木です。品種改良によってたくさんの種類があります。
チュワン・チョムの鉢植えを専門に扱う店もあり、花のコンテストもよく開催されています。

「ダー・ラー」です。ショウガ科の植物で、東南アジアには約25種類が分布しています。
真紅の花が多いですが、ここのはピンク色をしています。

「ラントム」です。

午後1時を過ぎると気温は39℃まで上昇してきました。
タバコを吸うため車の窓を開けると熱風が入って来ます。

今日の宿泊地は決めておらず、まだ時間も早く、走行も400kmを越えたので休憩がてら、昨年訪れた寺院のシム(布薩堂)をもう一度見ていくことにします。
午後2時30分です。

「ワット・サワン・ワリー・パタナラーム」です。
1867年の建立で、シムは1923年にベトナム人の職人によって煉瓦と漆喰で建築されています。幅5m、奥行き7.3mの小さな建物です。
壁画はお釈迦様の前世の物語、ジャータカ(本生譚)で堂外は「シンサイ物語」、堂内に「パー・ウェットサンド物語」が1953年に描かれています。

■壁画の内容は、「イサーンのシム(布薩堂)・ワット・バン・フアノーン」(2014年6月23日投稿を参照してください。

カメラが新しくなり、少しは撮影技術も向上したかと思ったのですが、昨年の写真と比べると、全く同じ撮り方しかいていないのに、我ながら驚いています。
カメラのおかげで画像が少し良くなっているので、そのまま掲載します。









シムの正面です。



窓から見る堂内の壁画です。





堂内へ入って来ました。お線香と賽銭を供えておきます。







境内に咲いていた花です。
「Japanese Beed Tree」という名前です。
「日本の数珠玉の木」ですが、実が数珠玉になるのでしょうか、日本では見かけない花木です。タイでは「リー・アン」と呼ばれています。

「夾竹桃」です。


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