ラッコ庵日乗

「不思議な話」や「ヘンな話」が大好きなラッコ庵の日記。

いちご大福

2006年02月15日 | 世間話
近所の和菓子店「木むらや」の「いちご大福」を食べました。

「いちご大福」って誰が考えたのか知りませんが、すごい傑作だとおもう。
私も初めてその名を聞いたときには、
「何が悲しゅうて、大福にイチゴを入れなきゃいけないの?イチゴはイチゴ、大福は大福でいいじゃない!?」
と思ったものです。
でも、食べたみたら意外とマッチしていてすっかりファンに。
特に「木むらや」さんのは、一口食べるとまだイチゴに到達しないうちからイチゴの香りがして、あっさりこしあんと甘酸っぱいイチゴとやわらかいお餅の相性も抜群。店頭に「いちご大福」の旗が出るのを待って買いに行くようになりました。
ご主人に聞いたところ、色も甘さも吟味した粒よりの新鮮なイチゴを使っているそうで、納得です

「いちご大福」こそ新顔ですが、今、季節感を感じる食べ物って和菓子くらいではないでしょうか。春の桜餅、初夏の柏餅、夏の水羊羹・・・
柏餅や水羊羹には葉っぱがつきものですが、それがビニールだと興ざめ~。その点でも、木むらやさんは本物の葉っぱを使っていてgoodです。
おじさんとおばさん、2人でやっている小さな店ですが、いつまでも元気でがんばって欲しいものです。

↑を読んで、桜餠の葉っぱは?と思ったアナタ、するどい!
あんを小麦粉を焼いた皮で巻いたものを、さらに塩漬けの桜の葉で巻いてある、東京風の桜餅なら、葉っぱも一緒に食べるので、葉っぱはどこでもさすがに本物です。
あんを道明寺の生地でくるんだ関西風の桜餅なら、ビニールの葉っぱもありえます。
同じ桜餅という名前なのに、こんなに違うのも珍しい気がします。どの辺が境目なのでしょうか?これも関が原とか?ちなみに、私は東京風の方が好きだけど、葉っぱは残します。