三太夫の残日録

俳句を詠み、PCでニュースを読むこれを日課とす。
三太夫は先祖の位牌に書いてあつた名前
これを一寸借用した。

くろい鼻

2011年01月04日 | 俳句
私の妻は鼻を押すのが好きである。
鼻と言つてもそれは犬のそれである。
黒い色をした鼻が大好きで、少し濡れた黒い鼻を見ると身震いがするほど無性に押したくなるらしい。
飼い犬の「ロン」が元気なときは何時も何時も押してからかうので、妻が呼ぶと尾を振りながら、横を向いて近寄つて来ていた。
「ロン」が亡くなつてからは欲求不満気味である。

先日は蒼い顔をして帰つてきたが、通りで知らない犬の鼻に触ろうとして噛みつかれそうになったらしい。
それ以来、テレビに犬が映ると、急いでテレビのそばに寄つてテレビの犬の鼻にさわったりしている。

     ・初日さす赤城の山や合掌す
     ・赤ワイン抜いて第九の余韻酔い