えじそん千秋楽、行ってきました。
今日は後ろから数えた方が早い列のほぼ真ん中。
肉眼でもなんとか役者さんたちの表情はわかったけど、
はっきりくっきり観る為にはオペラグラスが必要な位置。
気になっていたmakiya作品である松尾さんのメイク、
千秋楽ともなれば相当凝ったものになるんじゃないかと思ってたけど、
毎日違うメイクをしていたので、ネタ切れになったのか、
それほどインパクトのあるメイクではなかったかな。
早矢手と八百比丘尼さんが絡むシーン、昨日より更にバージョンアップしてて、
八百比丘尼さん、自ら帯をほどいて着物もはだけた状態にまでなってました
で、そのシーンの流れで早矢手とオデンちゃんのシーンに続く訳ですが、
昨日に続きハプニングがありました。
八百比丘尼さんが被っていたベール、本当は比丘尼さんが舞台袖にはける時
持って行くはずだったんだけど、早矢手の袖のあたりに残ってて
それを手に取って眺めていたぐでんぐでんな酔っ払い演技中の馬木也さん、
どうするのかと思ったら、被っちゃったんだよね、そのベール
被ったままお芝居を続けるもんだから客席爆笑でした。
昨日のひょうたんがおでこに当たった後や、今日のベールが残ってるみたいな
生の舞台ならではのハプニングを芝居の流れを止めずに上手く生かすのって
舞台経験豊富だから出来ることなんだよなって思いながら観てました。
カーテンコールでは出演者1人1人挨拶があって、それぞれ何役を演じた誰々です、
観に来て下さって有難うございました、といった挨拶があって、
馬木也さんの番になったら…
第一声が真顔で「からくりオデン役の山口馬木也です」。
客席は大爆笑、他の出演者の方々から違うでしょ!的な総ツッコミ状態になったんだけど、
馬木也さん、つかみはOKでしょって満足そうでした
今回の舞台を観て残念だなと思ったのは、殺陣シーンが結構ある舞台だったのに
馬木也さんの殺陣シーンがさほどなかったのと、思ってたほどなかった
馬木也さんの殺陣シーンの刀がちゃちいシロモノだったこと。
他の出演者の誰よりも力強くキレのある素晴らしい馬木也さんの殺陣と
あの刀じゃ釣り合いがとれなさすぎ
それに刀だけじゃなく、他の小道具ももうちょっと制作費をかけたら?
って感じのものがあったのがねぇ…。
これは勝手な想像ですが、主演の中村さんが殺陣師を兼任したのって、
専門の殺陣師に頼めばその人に対してのギャラが発生するけど、
中村さんがやる分には出演料+αでα分は専門の人に払うよりは
安上がりだからだったんじゃないかと…。
(中村さんが考えた殺陣自体は悪くなかったと思ってます)
パンフレットにしても不良在庫にならないよう、少なめに作ったようで
後半の何日かは数量限定販売していて、買えなかった人もいたようだし。
(その調整のおかげか、今日は終演後も残ってる状態でした)
それから余談ですが、昨日もおいおいな人がいまして…
真田の東京千秋楽の時にもいたんだけど(その時はおじさん)
若干いびきまじりの寝息が聞こえると思ったら、隣のおねえちゃん(多分20代前半)が
頭をかしげた状態で爆睡してました
お目当ては小谷さんあたりのようで、寝ていた頃は小谷さんは出てないシーンだったし
眠くなる気持ちはわからないでもないけど、せっかくチケット買って観に来たんだから
眠いのを我慢してでもちゃんと観ないともったいない、と思うのは単に私が貧乏性なだけか
何はともあれ、ケガした人もいなかったようだし、
無事に千秋楽まで終えられて良かった。
ただ、舞台が終わっちゃったことで、大力さん担当のえじそんブログも
終わってしまうのが残念です。