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アニメ 攻殻機動隊 監督:神山健治

2009-02-08 16:13:12 | おすすめのドラマたち
★★★★★

時代は21世紀、第三次核大戦と第四次非核大戦を経て、世界秩序は大きく変化し、科学技術は飛躍的に高度化した。その中でマイクロマシン技術(作中ではマイクロマシニングと表記されている)を使用して脳の神経ネットに素子(デバイス)を直接接続する電脳化技術や、義手・義足にロボット技術を付加した発展系であるサイボーグ(義体化)技術が発展、普及した。その結果、多くの人間が電脳によってインターネットに直接アクセスできる時代が到来した。人間、電脳化した人間、サイボーグ、アンドロイド、バイオロイドが混在する社会の中で、テロや暗殺、汚職などの犯罪を事前に察知してその被害を最小限に防ぐ内務省直属の攻性の公安警察組織『公安9課』通称『攻殻機動隊』の活躍を描いた物語。

原作はマンガで、アニメでもキャラクターが一緒ですが、ストーリーや全体構成はまるっきり違います。とにかくアニメは完成度が非常に高いです。これは、総監督の神山健治氏の功績が大きいと思います。

アニメでは、TVシリーズ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』と続作となる『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』、そして『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』が製作されています。

中でも1作目のスタンド・アローン・コンプレックスが素晴らしい。
スタンド・アローン・コンプレックスとは、「笑い男事件」における一連の社会現象に対して、主人公となる草薙素子が名付けた造語。作中における電脳技術という新たな情報ネットワークにより、独立した個人が、結果的に集団的総意に基づく行動を見せる社会現象を言う。孤立した個人(スタンドアローン)でありながらも全体として集団的な行動(コンプレックス)をとることからこう呼ばれる。これは個人が電脳を介してネットを通じ不特定多数と情報を共有することにより、無意識下で意識が並列化されながらゆるやかな全体の総意を形成し、またその全体の総意が個人を規定するために発生するという、高度ネットワーク社会が舞台であるが故に起こり得る現象である、というのだ。
時にはある事件において実質的な真犯人が存在しない状態が、全体の総意において架空の犯人像を生み出し、その架空の犯人像の模倣者(模倣犯)がその総意を強化・達成するような行動を見せるという独特の社会現象が起こる。

物語は1話完結であったり、笑い男がらみであったりと、次第に真相に近づいていきます。おそらく小説では伝えにくかったと思いますが、感覚的なものをアニメという視覚からの伝達方法で上手く説明しているのではないでしょうか。

大学生以上でないと理解ができないでしょう。また、ネットワークについての構造的な理解がないと何のことかわからないと思います。したがって、インターネットに不慣れで、ある程度の年齢の方は理解できないのではないでしょうか。そういう意味で、新たなネット時代の代表作としてこの作品は存在しているといえます。

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