らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

潰瘍性大腸炎

2020-09-02 | 情報

先日、安倍総理が潰瘍性大腸炎の再発で辞任表明されました。
ニュースでお目にかかる最近の総理はお元気がないようでしたが、やはり健康が優れなかったのですね。

第一次安倍内閣の時も潰瘍性大腸炎が原因で辞任されていますが、2度までも総理大臣を辞任に追い込んだこの潰瘍性大腸炎とはどのような病気なのでしょうか?
医学のことは全くわからないので、「難病情報センターHP]より略記したいと思います。

「潰瘍性大腸炎(指定難病97)」
潰瘍性大腸炎は難病に指定されている疾患で、大腸の粘膜(最も内側の層)に糜爛(びらん=ただれ)や潰瘍ができる大腸の炎症性疾患 です。
特徴的な症状としては、下血を伴う下痢、又は伴わない下痢と、よく起こる腹痛です。
病変は直腸から連続的に、そして上行性(口側)に広がる性質があり、最大で直腸から結腸全体に拡がるようです。

「推定患者数」
国内の潰瘍性大腸炎の患者数は166,060人(平成25年度末の医療受給者証および登録者証交付件数の合計)、人口10万人あたり100人程度であり、米国の半分以下です。

「発症」
発症年齢のピークは男性で20~24歳、女性では25~29歳にみられますが、若年者から高齢者まで発症します。
男女比は1:1で性別に差はなく、喫煙をする人はしない人と比べて発病しにくいと言われています。

「原因」
これまでに腸内細菌の関与や本来は外敵から身を守る免疫機構が正常に機能しない自己免疫反応の異常、あるいは食生活の変化の関与などが考えられているようですが、まだ原因は不明ということです。

「遺伝」
潰瘍性大腸炎は家族内での発症も認められており、何らかの遺伝的因子が関与していると考えられているようですが、現時点では遺伝に関する明解な回答は得られていません。

「治療法」
原則的には薬による内科的治療が行われます。しかし、重症の場合や薬物療法が効かない場合には手術が必要となります。

「発症後の経過」
患者の多くは症状の改善や消失(寛解)が認められますが、再発する場合も多く、寛解を維持するために継続的な内科治療が必要になります。
また、あらゆる内科治療で寛解とならずに手術が必要となる患者さんもいます。
更に、発病して7-8年すると大腸癌を合併する場合もあるということです。
(なお寛解とは、病気そのものは完全に治癒していないが、症状が一時的あるいは永続的に軽減又は消失することです。)

詳細は「難病情報センター」にリンクしておきますのでご参照ください。

安倍総理は、憲政史上最長の在任期間の中で、アベノミクスの実行、地球儀を俯瞰する外交の展開、安全保障政策の強化など、国政全般にわたり、多大なる実績を挙げてこられました。
その結果、わが国の国際的なプレゼンスは著しく向上しました。

しかし、ご自身の健康面では相当犠牲にされたようですね。
持病の潰瘍性大腸炎の再発という不運に見舞われました。
この疾患は完全に治癒することはないようです。
難儀な病気なのですね。
安倍総理には総理を退かれた後も、治療によって寛解を維持していただき、そして、私たち国民の安全と安心のために引き続きご尽力をお願いしたいと思います。

コメント (1)
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