らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

未亡人

2014-08-03 | 雑学

夫と死別した女性を「未亡人」と言い、漢字では、未だ亡くなっていない人と書きますよね。
「生きていたらいけないのか?」と言いたくなるようなこの言葉。
何故、女性に対してのみ使用される言葉なのでしょうか?
そこで調べてみました。

未亡人と言う言葉が使われている最古の文献は儒教の基本経典である五経の内の一つ、「春秋」だそうです。
そこには「夫が死んだ場合、妻も死ぬのが常識」という説明が書かれており、当時の中国にはそのような風習があったそうです。
ところが、中にはその常識に従わない奥さんもいたようで、そのような人たちは、自らのことを「未だ死んでいない人」と言ったそうです。

ここから「未亡人」と言う言葉が生れたもので、この言葉は自分が言いだした謙譲語なので自らが「私は未亡人です」というのが、本来の正しい使い方で、第3者が使う言葉ではないと言うことです。

ところで、先日、厚生労働省は日本人の平均寿命を発表しました。
女性は0.20歳伸びて86.61歳になり、2年連続で世界一に、男性は0.27歳延びて80.21歳となって、調査が始まった1891年以来初めて80歳を超えました。
平均寿命の男女差は、女性が6.40歳長生きと言うことなので、この間は未亡人になりますね。
しかし、この年代にこの言葉は少し不適切な言葉のように感じますが・・・。


コメント (3)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする