そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

ザ・エージェント

2007-03-16 23:26:00 | Sports
今日の日経朝刊、スポーツ特集面は「マンスリー大リーグ特集」。
「代理人 The agent」と題した連載の第1回。
松坂大輔の代理人となり、日本でも有名になったスコット・ボラス氏が採り上げられている。
ボラス氏自身マイナーリーグでプレー経験のある元選手で、ケガで現役生活を退いた後、弁護士資格を取って代理人稼業を始めたそうだ。

ボラス氏のオフィスの様子が紹介される。
大型コンピュータと直結した衛星放送受信装置が40台以上も並んでおり、米国内で放映されるすべての野球の試合が録画されているという。

そこから顧客選手のプレーを編集し「この選手のユニークさは何か、どの球場に適するか」を導き出し、交渉材料とする。ケガをかばっていないかを見抜き、対策をとる。過去の動きとの違いを比べ、選手にアドバイスする。ボラス社は独自のトレーニング施設を持ち、そうした助言ができるコンディショニングスタッフまで抱えている。
スポーツニュースも全部録画。「解説者の好意的なコメントは交渉を有利にできるし、悪いコメントは、記者から同じ点を批判されたときの想定問答を作って選手にすぐ渡す」と担当者。

「スゴ腕代理人」と言われても、何がスゴイのかイマイチぴんとこなかったが、これでイメージが立った。
高度な情報収集能力と、それを生かす分析力・戦略立案力。
けっして単なる守銭奴ではなく、合理的なプロの仕事なんだな~。

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