秋と言えば
私の大好きな花、コスモス
周りの誰、彼、なしに
「私のお墓にはコスモスを供えてネ」
と言っているけれど
それじゃぁ死ぬのは秋でなければならない。
母が逝った時 6月だったのに故人は菊は嫌いなので と言ったら
数年前に叔母の葬儀もお世話になっていた
葬儀屋さんが 気を遣ってくれて
お好きだったお花をと、揃えてくれたのですが
時期外れの花たちは(都忘れや紫陽花や椿など）
これが？と言うほど思いもよらぬ風情になり
これに懲りて
コスモスの季節になる度に
私の大好きなコスモスは草原にそよぐ
優しい花で
決して花屋で売っている肥料の効いた
丈夫そうなコスモスではないのだから
私の葬儀には・・・等と言ってはいけないと
戒めているのに
もう長い間、友人達にも言い散らかしていて
取り返しがつかない。
「千の風」には ならないと思うけれど
魂は自由に飛んで
勝手に 野原のコスモスに会いに行くので
どうか 時期外れの花は供えないで下さい。
あれっ？遺言みたいになっちゃった
ただコスモスが だ～い好きと言いたかった
だけなのに
