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Unknown (猫屋)
2006-04-14 23:41:29
これはまったく別の例です。

欧州イスラム社会が専門家のある先生の、ムハマンド風刺画に関する見解になんとなく疑問も持って、どういう形でフィールド・ワークしてるのかなと興味があり図書館で立ち読みしてみたんです。すると毎年学生を連れて欧州内に来てイスラム・コミュニティ住人にインタヴューしてるんですね。するとそこから出てくる欧州観というのは、どうしてもイスラム・コミュニティ内からの視点になる。固定化した他者としての欧州です。結果イスラムvsキリスト教あるいは植民主義という古いシェーマになってしまう。(実際にはもっと豊かな混合社会という一面だってあるんですが)社会学的アプローチの限界性かな、と思いました。



回答は質問の仕方によって限定されるし、それ以前に、誰に質問するかという選択の時点で、すでに質問者の方向性は出来上がっていると思うわけです。難しいですね。
 
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