国民新党 北関東ブロック(茨城・栃木・群馬・埼玉)

衆議院比例区北関東第一支部長の日記

キリンビール工場閉鎖へ

2009年10月26日 | 地域・季節
大手ビールメーカーの「キリンホールディングス」は国内のビール市場が縮小する中、生産の効率化を図る必要があるとして、栃木県高根沢町にあるビール工場を来年、閉鎖すると発表しました。
発表によりますとキリンホールディングスは傘下のキリンビールの全国に11カ所あるビール工場のうち栃木県高根沢町の工場を来年10月末に、石川県白山市の工場を来年8月末にそれぞれ閉鎖するとしています。
ビールメーカー各社は高齢化や若者のビール離れなどの影響で国内の市場が縮小しているため、生産の効率化が課題となっており、キリンビールでは今回、規模が比較的小さく、近くに別の工場がある2つの工場を閉鎖することで、ビール工場全体の稼働率を現在の91%から98%まで高めることができるほか、物流費も削減できるとしています。
今回閉鎖されることが決まった高根沢町のキリンビール栃木工場は30年前の昭和54年に操業を開始し、県内や埼玉県など主に北関東に向けにビールなどを生産してきました。
今後は国内の別の工場に生産機能を移転するということで、栃木工場に勤務する148人の正社員については、茨城県の取手工場や、神奈川県の横浜工場など近隣の工場への配置転換を検討しているということです。
一方、現在53人いる期間従業員については、来年10月末に契約期間が満了した時点で、解雇することにしています。
キリンホールディングスの加藤壹康社長は「今後は市場が拡大している海外での販売比率を高めることでグループ全体の収益力を高めていきたい」と話しています。
今回のキリンホールディングスの決定を受けて、栃木県の福田知事は、「生産体制の再編は苦渋の決断であったとは思うが、栃木工場が閉鎖されることは地域経済に及ぼす影響が大きく、誠に残念だ。期間従業員などの退職者が発生する場合には、労働局と連携しながら再就職の支援などを積極的に行っていきたい」とするコメントを発表しました。
(参考資料 NHKニュース)


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