国民新党 北関東ブロック(茨城・栃木・群馬・埼玉)

衆議院比例区北関東第一支部長の日記

「かんぽの宿」疑惑1

2009年06月28日 | 郵政民営化・分社化を見直そう
国民の貴重な財産である「かんぽの宿」は健康増進・福利厚生施設です。
これが郵政民営化後に1万円で売却、6千万円で転売されるなど、特定業者への不当な廉売が疑惑として持ち上がりました。これが「かんぽの宿」疑惑です。
かんぽの宿の所有先である日本郵政・西川社長の続投問題が今なお政治問題として続いておりますが、再度郵政民営化の構造的問題として取り上げてまいります。
まず考えられる問題点はかんぽの宿がそもそも福利厚生という目的で作られたものであり、利益追求型の施設ではなかったにも関わらず、「利潤」を中心に値段がつけられたという考え違いと身勝手であります。
どこの会社でも福利厚生施設で儲けようと考えて福利厚生施設を作る会社はないと思います。その施設に「儲からない施設だから1万円」という値段をつけること自体、国民の財産であることを忘れた行為ではないでしょうか。
国民新党 衆議院比例区北関東第一支部

郵政問題「鳩山総務相も分かっていない」

2009年05月23日 | 郵政民営化・分社化を見直そう
鳩山邦夫総務相は、日本郵政の西川善文社長の続投に関し、難色を示しました。
特に「かんぽの宿」譲渡問題を例に出し、「日本郵政は国民の財産を売り飛ばそうとした事実がある。(西川氏に)その責任がないことを認めれば、私が培ってきた正義感や信念を全部捨てることになる」と述べ、西川氏の再任を認めない方針を重ねて強調した部分は、政治家としては正しい判断をしていると思います。
ただし総務大臣としては郵政問題を理解しているとは言えません。
なぜならば、後任の社長は旧郵政官僚ではなく、「優秀な人望のある民間人がいいと思う」と言ったことや、「人事を変えたら、なぜ改革の後退なのか。全く逆で、汚れたものを掃除すれば改革は進む。改革のために人事を考える」と述べたことにより、鳩山大臣も郵政民営化後の郵便局の実態について、何も分かっていないことが明らかになりました。もちろん西川社長は更迭すべきです。
その上で三事業を分割したことによるサービスの低下が「完全民営化」によって拍車がかかる、また簡保・郵貯の資金が株式上場によって、アメリカのハゲタカファンドに狙われることを理解していれば、それは改革とは言えないはず。
「民営化ありき」の改革ではなく、「公共性優先」の改革を進めるべきではないでしょうか。そのためにも郵政三事業を一体化し、郵便局で働く方々が生き生きとして仕事が出来る環境を作っていく、このことにこだわった人選が必要だと思います。

全国郵便局長会総会

2009年05月17日 | 郵政民営化・分社化を見直そう


1万名を超える参加者が集まった幕張メッセは、さながら次期衆院選での政権交代のための決起集会でした。
主催者側を代表して関東会の大澤会長が歓迎の挨拶をされたなかで郵政事業に「明るい将来展望が描けない」としながらも「お客様に喜ばれる」努力を続ける決意をされましたた後、全国郵便局長会の浦野会長が小泉・竹中改革路線の一つとして行われた郵政民営化を「エセ改革」と痛烈に批判、郵政三事業が分割されて、6万ページのマニュアル、毎月規約が変更される不便さなど、「軽自動車の上に象を乗せるような」事業のあるかたに怒りを爆発させました。そして最後に政権交代しかこの暗いトンネルを抜け出す方法はないとして会場から喝采を浴びました。
この総会が局長会だけの内部集会なら、そのようなことが発言されるのも当然ですが、会場には鳩山邦夫総務大臣、西川日本郵政社長も来賓として参加していただけに、当てつけされにやって来た来賓は青ざめたのではないでしょうか。当然の報いです。
その後、挨拶に立った鳩山大臣は冒頭、サービス維持のため努力される郵便局長に感謝しますとの言葉を出したあと、「ここからは原稿を読みません」と原稿をテーブルに叩きつける場面もあり、大臣としても痛々しく感じながらも、郵政民営化に一貫して賛成してきた自民党の政治家としての恥ずかしさからか、最後は政府与党内にも見直す動きがあると弁明して終わり、即退席しました。
その後、国民新党の綿貫民輔代表は鳩山大臣の挨拶は「リップサービス」に過ぎないのではと選挙が近くなったこの時期にはありがちなことと批判、本当にそう思うなら「かんぽの宿」問題で一昨日「特別背任未遂容疑」で告発された西川社長を更迭できるかどうかを注視すべきと鳩山大臣の発言をあしらいました。新党大地の鈴木宗男代表もやはり選挙が近づくと政治家は「お世辞家」になると批判、すでに鳩山大臣は退席していましたが、参加した国会議員は国民新党が4名、民主党は鳩山新代表を含む4名、社民党2名、新党大地1名と、会場内はすでに政権交代を完了したような雰囲気に包まれていました。
郵政問題が政権交代のキーワード、それを主導してきた国民新党こそが政治の流れを変えることが明白になった今日の総会だったと思います。
国民新党 衆議院比例区北関東第一支部