昼の暑さをしのぐゆうべ。小望月がきれいに昇った。
描きかけの枇杷の絵が気にかかる。
ふと…
「夜、窓をひらくと、あたらしい油絵具のにほひがぷんとした。近所に絵描きのアトリエなどある筈はないので不思議に思ふと、明るい月が隣の家の屋根に絵を描いてゐるのだ。仕事を邪魔してはわるかろうと、窓をとぢてゐたら、やがて一なすりばかり、こっちの窓のガラスにも、透明な水銀色を塗って行ってくれた …略…」 立原道造
今宵の月、たのしい夢みせてくれるか
実際はかぎりなく○にちかいお月様。すこし歪んでしまいました。
昼の暑さをしのぐゆうべ。小望月がきれいに昇った。
描きかけの枇杷の絵が気にかかる。
ふと…
「夜、窓をひらくと、あたらしい油絵具のにほひがぷんとした。近所に絵描きのアトリエなどある筈はないので不思議に思ふと、明るい月が隣の家の屋根に絵を描いてゐるのだ。仕事を邪魔してはわるかろうと、窓をとぢてゐたら、やがて一なすりばかり、こっちの窓のガラスにも、透明な水銀色を塗って行ってくれた …略…」 立原道造
今宵の月、たのしい夢みせてくれるか
実際はかぎりなく○にちかいお月様。すこし歪んでしまいました。
トータル
枇杷の絵、完成楽しみにしています。
油絵の具の匂い、久しぶりに嗅いだようで。
紫蘇もみの灰汁に染まった爪を見つめて、そろそろ脱皮しなくてはと、自分を励ましています。九州はまったく雨の無い梅雨です。
どうしても聞きたくなります。こちらへ、どこを辿っていらっしゃったのか知りたいのです。
分厚く白い表紙の全集です。六巻あり図書館で借りました。
その何巻か忘れました。メモ書きしてあったうちの「初秋」から抜粋です。ほんとうにすてきですね。
ちょうどおなじ頃におふたりは、いらっしゃるのね。前回も確か。同じ質問したいな！ どこをたどっていらしたのか知りたくなりました。差し障りない程度に。
大きなミント、きっと風が吹くたび薫るでしょう。
絵を仕上げましょうね。お待ちくださるなんてうれしいことです。
ふつう、室内でかなり匂いますが、夜気に匂うえのぐといっている。果てしない漆黒の世界が絵の具の匂い。そう思えて心にズンと響きました。
道造の感性、美しい言葉、はかなくてすてきで言葉にできません。まさにゆうべ月を見ていたら、夜空いっぱい絵の具の匂いが…
絵の具の匂いと、オイルの匂い、たまらなく好きです。わくわくします。bonitoさんも、前はなんて仰らず描いてください。油絵！