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13火山、地震後に活発化「1~2カ月は注意必要」
2011.3.26 17:49
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110326/dst11032617520045-n1.htm
引用
東日本大震災後に、周辺で地震活動が活発になった活火山が少なくとも全国で13あることが26日、気象庁などへの取材で分かった。専門家は「1~2カ月は注意深く観測する必要がある」と指摘している。地震の増加が観測されたのは、関東や中部の(1)日光白根山(2)富士山(3)箱根山(4)焼岳(5)乗鞍岳(6)伊豆大島(7)新島(8)神津島、九州の(9)鶴見岳・伽藍岳(10)九重山(11)阿蘇山、南西諸島の(12)中之島(13)諏訪之瀬島。大半は11日の巨大地震直後から地震が増え、翌日には収まったが、箱根山、焼岳、富士山の周辺では25日時点でも地震活動が継続。 静岡大の小山真人教授(火山学)は「巨大地震により、地殻のひずみが解放された領域がある一方で、別の領域のひずみは蓄積され、東日本全体の地殻の状態が不安定になってしまった」と警鐘を鳴らしている。
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← そういや、宮崎で何か噴火していなかったか?
と、と、1月末あたりからぼつぼつ噴火していたはず。
調べると、3月2日から入山規制かかっているやん。それがリストに乗らずに外にそれだけあるのか.....
それにe-pisco(websiteあり)の大気中イオン観測点では、22日兵庫県川西で振り切れていたし。心配このうえない。天命天命。
といいつつも、
気象庁の気象衛星画像をみると、地震雲みたいなのはみないなあ(水蒸気)。
(ホーム > 防災気象情報 > 気象衛星 )便利。
ヨシっ!!
サテ別の報道。
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/110324/cpd1103240503008-n1.htm
引用ーーーー
地震発生の仕組み解明へ前進 (1/2ページ)
2011.3.24 05:00
2004年のインドネシア・スマトラ沖地震でスリランカの沿岸に押し寄せる津波。太平洋地域の地震発生リスクが高まる可能性が指摘されている(DigitalGlobe提供)【拡大】
7メートルもの津波が陸地を襲った東日本大震災により、地殻変動に関するいくつかの謎が解明されようとしている。太平洋地域では、今後も長期的に大地震が発生する可能性がある。
ジェット推進研究所(米カリフォルニア州)の主任研究員、エリック・フィールディング氏は取材に文書で回答し、「太平洋やその他の地域で発生する同様の事象のリスクについて、大幅に理解が深まるだろう」と指摘した。同研究所は、日本からのデータを基に今後の地殻プレート変動の予想に協力している。
近年まで、データ不足のために地震を正確に予測することは困難だった。しかし、2004年のインドネシア・スマトラ沖地震や10年のチリ地震で得られた地球物理学的な知見に加え、今回の日本の地震を分析することにより、世界各地にモザイク状に存在するプレートの移動と地震発生の仕組みに関する研究は一段と進むだろう。
日本やスマトラ島は、太平洋海盆を取り囲む火山と断層が連なる「環太平洋火山帯」に位置する。イタリア地質火山学協会(ローマ)のアントニオ・ピエサンティ氏は「04年まで、ほとんどの地球物理学者は、環太平洋火山帯で巨大地震を起こす可能性があるのはごく限られた地域だと考えていた。しかし、スマトラ沖地震、さらには今回の地震をみると、環太平洋火山帯のどの部分でもマグニチュード(M)9以上の地震が起こりうるという可能性を深刻に考慮せざるを得ないだろう」と指摘した。
M9を上回ったスマトラ沖地震では、約3年後の07年9月12日に起きたM8.4の余震でさらに何百人もの死者が出た。この余震は、あるプレートに他のプレートの下に沈み込む圧力がかかる「沈み込み帯」で発生した。
米地質調査所によれば、東日本大震災は太平洋プレートが北米プレートに沈み込む場所、あるいはその近辺で発生した。
英リバプール大学で地球の内部力学を教えるアンドレアス・ライトブロック教授は「今回の地震は、今まで入手できなかった質の高いデータを大量にもたらしている。新たなデータが手に入ったことで、過去の大地震の発生時や発生後の実際のプレートのずれについて、より詳しい理解が進みつつある」と述べた。(ブルームバーグ Jonathan Tirone)
ーーーーーーーーーーーー引用終わり
プレートの配置の報道
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110324-00000611-yom-sci
ーーーーーーーーーーーーーーーーー引用始まり
東日本巨大地震を引き起こした地殻の破壊が茨城県沖で止まったのは、フィリピン海プレート(岩板)によるものであることが、海洋研究開発機構の調査でわかった。
地殻の破壊は、宮城県沖から北と南へそれぞれ進んでいったが、南下していった破壊は、茨城県沖と房総沖の境にある同プレートの北東端でちょうど止まったとしている。
一般に、余震の発生領域は、地震を引き起こした地殻の破壊が起きた領域とほぼ同じであると考えられている。同機構がこれまでの探査で分かっていた茨城県沖の地下構造と、余震の発生領域を比較した結果、余震の発生領域の南限がフィリピン海プレートの北東端に一致していることが判明。同プレートの北東端が、地殻破壊の房総半島沖への南下を食い止めたとみている。
日本列島の太平洋沖合では、東日本をのせた北米プレートに太平洋プレートが沈み込む一方、西日本をのせたユーラシアプレートにフィリピン海プレートが沈み込んでいる。
しかし、関東地方では地殻構造が複雑で、北米プレートの下にフィリピン海プレートと太平洋プレートが沈み込む3重構造。茨城県沖は太平洋プレートの上にのるプレートが、北米プレートからフィリピン海プレートに代わる場所にあたっている。
同機構の小平秀一上席研究員は「東海地震や南海地震の発生にかかわるフィリピン海プレートへの巨大地震の影響を評価していきたい」と話している。
最終更新:3月24日(木)14時45分
ーーーーーーーーーーーーーー引用終わり
なるほど勉強になる。
プレートとマグマの関係を考えると、
今回の地震で移動した陸地の距離は数メートル以内、プレートの移動距離も数メートル以内。大量のマグマが噴出す大きさの亀裂ではない。
(実は三陸沖には亀裂プレートの亀裂から海溝に吹いて固まった火山があったりする。)
何万年もかかってたくさんずれるとホットスポットの開口部分がずれて新しい火山ができたりするけれども今回のずれではそれほどでもない(中のほうはもっとずれていることは否定できないけれど)ので、ひびが割れた部分からマグマが噴出し安くなっているかどうかが、噴火の決定因子。
噴火の要因はこんな地殻の少しの移動にあるのだろうか?
最近起こったアイスランド(Iceland)の火山の大噴火(eruption)は、もちろん地震( earthquake)も伴った。
これは地震(プレートのずれの修正運動)がもたらしたものではなく、マグマの排出そのもの。アイスランドで見られた地震は噴火に伴うもの。
マグマは冷えて固まるので、地球の温度が上昇すると噴火しやすくなる。
アイスランドにも日本と同じようなホットスポットが沢山ある。
ガラパゴスも日本と同じホットスポット持ち仲間。道理デー。japapagos。
片や大噴火、片や大地震。地球の地殻は全体に不安定になっている。
関東東北大地震と神戸の地震との違いは、神戸が活断層からで、関東東北大地震はプレートのジャンプからだったことで、より地球規模の地殻変化を反映している。
またそういう現在の状態を考えると、原発推進には慎重であるべきだろう。