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ただいま~!

2012-08-19 | Weblog

ついさっきソウルから帰ってきました。今年は買い物はいっさいしないで、景福宮と昌徳宮とソウル市立美術館と戦争記念館をじっくり見てきました。期待はずれなのはソウル市立美術館。建物は旧大法院だけあってなかなか渋くてエントランスの花のオブジェも気が利いてて期待感をMAXで入りました。展示されている作品が失礼ですがいただけない。塑像には光るものがいくつかあったのですが、絵画部門は説明がハングルだけだったのを割り引いても、抽象画は大きければいいってモンじゃないし、計算だけで出したみたいなものが多いし、よく見るよねぇって感じでした。具象は少なかったのですがエネルギーの出口と手段がないような作品が多かった。合わせ鏡をの中央に水を張って白い木の枝を無限に映し出すって…何年か前に日本で見ましたよね。その時は赤い樹だったとおもいましたが。

すばらしかったのは「昌徳宮」!閉園時間が来るまでずっと見入ってしまいました。このような文化財を日本が大戦中にかなり破壊してしまったのは本当に残念なことです。壮大さというのでは、そりゃ紫禁城あたりと比べられるものじゃないですが、密集しすぎな気がしてたらこれまた日本が動かしたみたいですね…あららです。それでも建物群全体から醸し出す息吹は感じますねぇ。何かずっと居たい地帯です。

一番は戦争記念館。また日本の罪の意識を感じさせられるのかな!?って思っていきましたが、壬辰倭乱・丁酉再乱が亀甲船と共に説明されてありました。日韓併合時の歴史はあまり触れられて無くて肩すかしでした。その代わり外部の実物模型や室内展示の半分以上は朝鮮戦争はじめ、ベトナム戦争や北に対する装備などに占められていました。数十キロ先には北があり、戦車なら1時間で首都に到達することを考えると意識が日本と違うことを痛感します。館内で真剣に説明する係員とメモを片手に真剣に聴く小学生のグループは館内のあちこちに見受けられました。兵役を受け入れる国民性と愛国心をこうして培っていくのですね。唾を吐いたり大声で怒鳴ったりマナー面ではどうなんだろうと思う所はあるけど、地下鉄の中でもだらけた姿勢が無いのと年配に席をサッと譲ったりするのを見て、青年期のある時期集団で国や地域のために活動する経験は必要なのかもしれないと感じました。

 

コメント (3)
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