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夜のくもざる

2011-03-09 | Weblog
短編だし、挿絵は多いし、そういえば紙質も心なしか少し厚いような…で…あっという間に読んでしまったのが村上春樹の「夜のくもざる」こいつはいつもの村上氏のお遊びに多分に付き合わされたって気がした。なかでは「あなたは私のことをどのくらい好き?」って聞く彼女に「夜中の汽笛くらい」と答えるくだりがフーン…てことぐらいだった。
実際こうした会話をするのって付き合いだしていつ頃くらい何だろうか?こうした会話にすぐに答えられるってのはなかなか出来ない事じゃないかな!?若い人の会話でこうした答えがすぐに出来る人はふだんすごく内向してたり妙なこだわりがあったりして、付き合うとしたらかなりめんどくさいかもしれないな。

「待ち望まれし者」は終わりがアメリカ的なハッピーエンドで「あらあら」って感じでした。それに作品の影響を気にして妙に関係機関に気をしているような中身になって骨子が揺らいでしまったのはとても残念でした。
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