ただなんとなくね

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ふとした気づきや思い
忘れないうちに留めておく場所

南風の頃

2010-02-27 | Weblog
久しぶりに実家に帰った。親父が生きていた頃には四季折々に花が咲き乱れる(当にそんな感じ)家だったがこの時期は梅と山茶花などの庭木だけが主のいなくなった家に彩りを与えている。菅原道真の「東風ふかば……」の歌を思い出す。
縁側で日向ぼっこしながら爪切りしていると、ふきのとうの「南風の頃」を口ずさんでいる。開くこともないまま本棚に終われたままのアルバムを引っ張り出してながめてみたくなる。でも本棚まで移動するのさえ億劫に感じるくらいののどかな春の日差しと梅のほのかな香りに浸ってしまった。
コメント (2)
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