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『グレイテスト・ショーマン』また観て来ました

2018-05-10 23:27:54 | HJ出演作品レビュー
のち

「今日のおでかけ」でもよかったかな、と思いましたが──
本日また『グレイテスト・ショーマン』を観て来ました。最寄りのシネコンでは最終日となり、時間も空いていたので、これは見納めに行かなくては……と。
ゴールデンウィークも終わり、さすがに満員とはいきませんでしたが、平日夕方なのに(だから、かな?)高校生、大学生らしき人たちの姿が多いように感じられました。その年頃の皆さんにも「ミュージカル俳優」ヒュー・ジャックマンが認知されたかと思うと喜ばしいです。

改めて観ると、やはり楽曲が本当に名曲揃いで、ダンスも素晴らしくて、オープニングからラストの大テントまで実に「祝祭」感に溢れた映画です。批評家ベネット氏の言う「人類の祝祭」も決して取ってつけた台詞ではないのです。
公開前、また公開直後にも「ポリティカリー・コレクトネスに逆行している!」「無神経な映画」「えせヒューマニズム」等と憤慨する声がありましたが、これは実はもっと危険な賭けに出た映画だったと思います。
そのような批判が来ることは先刻承知。「ミュージカル」とは何はなくとも「歌とダンス」。それがミュージカルだ、ミュージカルとはそれだ、ということに徹底した作品であり、それ自体がミュージカル賛歌、ショービジネス賛歌となっている作品でもあります。
実は演出や編集も思いのほか丁寧なんですよ。特に「Never Enough」のシーンは神がかりと言っていいくらい。ジェニーの歌とその歌詞、そしてカット割りによって、ジェニー、バーナム、フィリップ、アン、チャリティーの心理や感情が言葉にせずとも伝わってきます。
アメリカでも当初ロッテンなどの評価は低く、興行収入もあまり芳しくなかったけれど、口コミでじわじわと評判になり、大ヒットへと到った映画ですが、日本では初動から大ヒット、そして異例のロングラン上映となりました。その過程が、まさに劇中でバーナムの「サーカス」が受け入れられていく過程をメタ的になぞっているようだ、という説にも頷けます。当初バッシングしていた人たちの目に、この現象はどう映るでしょうか。問題意識に欠ける低俗で低級な観客に支えられての人気だと思っているでしょうか。
ヒットの理由が「泣ける」「感動作」だから、と見るのも見当違いです。初めに書いた「祝祭」感。皆そこに一体化したいのですよ。応援上映の盛り上がりにも納得です。まさに「目撃せよ 酔いしれよ」です。

近々ソフトが発売されるにも関わらず、一部劇場ではむしろそれに合わせるように、凱旋公演ならぬ凱旋上映も行われる模様。バーナム一座の快進撃はまだまだ続きそうです。
ツイッターのフォロウィーさんもおっしゃっていましたが、ずっとこの映画だけ上映し続ける常設劇場がほしいですね。いつ行っても、そこではバーナムのサーカスの観客となることができる。そういう「小屋」があれば是非通いたいものです。
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