Loomings

映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

日記です

2024-06-01 22:54:30 | 雑記
ときどき
今朝は少し寝坊気味。朝ごはんは軽めに食べて【題名のない音楽会】を観ました。「現代のクラシック音楽」面白かったです。
今日も概ね在宅で、外出は近所のコンビニへお昼ごはんその他を買いに行ったくらい。

午後1時から『光る君へ』再放送を視聴。前回は録画もしてありますが、結局再放送で観ることとなりました。
中関白家の没落と定子様の悲しい運命。左遷(実質流刑)に見苦しく抵抗を続けた伊周もついに都を追われ、母・貴子とも引き離されることに。落飾し、帝の苦渋の決断で内裏を去ることとなってから子を授かったと判明する定子様。家族を全て失い、ひとり残された二条宮まで火事で全焼してしまう。
自分はもはや死んだも同然の身だと臥せってばかりの定子様のため、清少納言が贈った書こそが『枕草子』であった——

この展開はツイッターなどで知っていたけれど、やはり涙が出ました。「春はあけぼの」に始まり、季節の美しさを描写した書(その紙は定子様より賜ったもの)を御簾の下から一枚一枚そっと届ける小納言。『枕草子』とは中関白家全盛の良き時代をのみ記し、後世に伝えるための書であったとはよく言われることですが、この作品ではそれを超え、ただ定子様ひとりのために捧げられた愛と忠誠の書であり、ラブレターだったのですね。それを受け取り、映像で表現される季節の移り変わりと共に、次第に生気を取り戻してゆく定子様。本当に美しく、胸打たれるシークエンスでした。

ところで事前に見たネタバレでは、定子様を力づけるため何ができるだろうと悩むききょう(清少納言)に、まひろが「書く」ことを奨めるとあって、「何だそりゃ?すべてヒロインの手柄か!?」と興醒めな思いがしたのですが、実際は教養ある女性二人による言葉遊びからその流れになってゆく、という描かれ方でした。さすがです。

一方そのまひろは、越前守として赴任する父・為時に同行することとなる。実は為時の赴任は、若狭より越前に大量移送された宋人たちの真の目的——スパイもしくは侵略の意図を以て送り込まれた武装集団ではないかを探る密命をも帯びていた。それを命じたのは左大臣となった道長である。
為時さん、兼家からも皇太子時代の花山帝の許へ間者として送り込まれていたし、この父子のせいでいつもいつもお気の毒です。

その出立前、いつもの廃屋(本当に誰の邸だったんでしょう?)で久しぶりに逢う道長とまひろ。自ら望んだわけではないが、結果として中関白家を崩壊させ、権力の座に上り詰めたことに忸怩たる思いを抱く道長と、こうなる前に彼を受け入れておけばよかったと悔やむまひろ。しかしかつて選んだ道はもはや変えようもなく、お互いをただひとりの相手として心に秘めたまま、今は目の前の道を歩き続けるしかない——

さて、琵琶湖を渡り更に陸路を進んで越前に到着した為時は、国府に入る前に宋人たちが集められた松原客館へ向かう。そこで始まる騒動の予感。そして物陰から彼らを見つめる謎の宋人(松下洸平さん)。鸚鵡ちゃんの「ニーハオ」の声で次回へ続く。

というわけで、越前編も楽しみです。朝ドラとそれを巡る言説で疲弊した心が浄化される思いです。いえ、こちらはこちらで大変そうだしつらいことも悲しいことも満載なのですが。
この作品では人知れぬ関係にある道長とまひろですが、まひろとききょう=紫式部と清少納言についても史料の上では紫式部日記の例の悪口しか残っておらず、この二人の人知れぬ友情の行く末も気になります。

その後、午後はまた読書。今日は過去に読んだいろいろな本の拾い読みが主でした。
晩ごはんは牛皿、と言うのでしょうか?牛こま肉と玉ねぎを甘辛く煮込み、ほうれん草も散らしで玉子とじにしました。シーチキン缶をそのまま入れて作るかぶとにんじんとお豆腐のお味噌汁も付け、コンビニで買ったいんげん胡麻和えも添えました。お味噌汁は缶詰の「はごろも」がツイッターと自社サイトで紹介していたメニューです。とにかく家にある食材を消費したかったのですが、久しぶりにメインもお味噌汁も自分で作りました。昨日より気温も上がり、ガスコンロを二口使うと暑かったです。

夜のTVは【突撃!カネオくん】の黒部ダム特集、続けてEテレの【理想的本箱】「眠れない時に読む本」を視聴、少し置いてテレ東【新美の巨人たち】の上高地帝国ホテル特集も。上高地はホテルそのものも美しく、穂高はじめ周囲の山なみも見事ですが、クマが出没するというのが昨今の熊害事情を考えると怖いですね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日記です | トップ | 日記です »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

雑記」カテゴリの最新記事