大物女優を投入も視聴率“爆死”の韓国ドラマ、俳優だけで作品を選ぶ時代は過ぎたのか。
演技力は好評だったにもかかわらず、視聴率の苦戦を免れなかった女優チョン・ドヨンやコ・ヒョンジョン。
Netflixをはじめとするオンライン動画サービスの好調によって、華麗なトップ女優たちがドラマにカムバックしており、テレビドラマの反撃が始まるだろうという期待を抱かせた。しかし現在までの結果を見ると、大きくは笑えない状況だ。
特に『夫婦の世界』『梨泰院クラス』以降は、特に注目すべき作品を出せずにいるJTBCは、主演俳優たちのスター性で反転を図ったが、不振の輪が依然として続いている。
チョン・ドヨンのカムバック作として話題を集めたJTBCの『人間失格』(原題)は、10月24日に視聴率2.4%で幕を下ろした。第1話で記録した4.2%が最高成績であり、放送中は1%台の視聴率だった。
コ・ヒョンジョンが主演を引き受けたJTBCの『君に似た人』(原題)も、2%台にとどまっている。作品の完成度と俳優たちのしっかりした演技は好評を博したが、やや重いテーマと遅い展開で視聴者たちを虜にすることができなかった。
とある放送関係者は「『人間失格』と『君に似た人』ともに企画意図は良かったが、あまりにも暗く重い雰囲気で、むしろドラマのメッセージが曖昧になり、没入度を落とした」と見た。
(スポーツソウル)